勘定科目内訳明細書で求められる内訳金額を手早く算出するために、会計ソフトの設定でどう算出するか?
問題の所在
勘定科目内訳明細書では、決算書、申告書、法人事業概況説明書では不要な金額が必要になる。
例えば、役員貸付金に対する認定利息、借入金の金融機関ごとの支払利息の金額、給与をオーナーの親族とそれ以外、、、
方法には以下のものが考えられる:
- 試算表上、想定される細分の科目を設定する
- 試算表上、想定される細分の補助科目を設定する
- 試算表上の科目は粗いままで、該当科目の総勘定元帳をCSV出力し、エクセルで摘要欄の情報をもとに細分化する
- 試算表上の科目は粗いままで、仮定計算で算出する。
(例えば、「支払利息の金融機関ごとの金額」であれば、借入金の期末残高に、返済予定表に記載されている利率を電卓での計算で算出可能である。)該当科目の総勘定元帳をCSV出力し、エクセルで摘要欄の情報をもとに細分化する
結論
1.を選択する。
理由
上の1.は、以前のように手で起票していると煩雑であるが、エクセル補助簿から自動仕訳を起票する方法であれば、最初の設定で工夫すれば、あとは
上の2.は、多くの事務所で選択している方法と推察される。1.が2、の変形ともいえる。ただ、当事務所では、補助科目の有用性を評価していないため、採用しない。
上の3.は、従来、採用していたが、分析したつもりでも、費用対効果の小さい作業であり、お客様からも(所長からも)評価されない
上の4.は、仮定計算の結果、借入金の支払利息の金額を合計したら、試算表上の支払利息a/cの金額より過大になってしまった」等のリスクがあるので、採用しない。
補足
特記事項なし
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