公共工事に係る契約保証料、前払金保証の会計処理は?

1.問題の所在

保証料というと、一般の事業会社では、金融機関からの借入の際に、金融機関が保証協会の保証を付けたがる、その保証料を思い浮かべると思いますが、それとは別のものがあります。

2.結論

公共工事に関し、保証会社へ支払う、契約保証金および前払金保証は、ともに、工事原価の経費として計上するのがベターである。

3.理由

契約保証金および前払金保証の内容は以下のリンク先を参照:

東日本建設業保証株式会社 HP

https://www.ejcs.co.jp/contract/fee.html

契約保証金は、工事原価の経費で争いがない。他方、前払金保証は、工事原価の経費とともに金融費用の面もある。

法人税法上は、どちらも認めている。

現在の経営事項審査のY評点(経営状況分析)においては、「工事原価の経費」に計上した方が点数はよくなる。

参考ブログ (上の方がベター)

https://soudan1.biglobe.ne.jp/qa3901258.html

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2725567.html

4.補足

科目は、製造原価報告書上で、保証料a/cで表示するか、金額が少額であれば、雑費a/cでもよい。