法人で暗号資産を保有している場合の、期末の決算仕訳は②事例

問題の所在

6月決算の法人で、以下の事例:

1)暗号資産の、令和5年6月期中の取得価額は、588,000円。

2)暗号資産の、令和5年6月期の期末時価は、568,811円。

3)暗号資産の、令和6年6月期中に計 1,100,000円で追加取得し、合計の取得価額は、1,688,000円。

4)暗号資産の、令和6年6月期の期末時価は、2,196,980円

5)暗号資産の、令和7年6月期中に計 1,100,000円で追加取得し、合計の取得価額は、2,788,000円。

6)暗号資産の、令和7年6月期の期末時価を、4,000,000円と仮定。

 

 

結論

以下、金額単位はすべて円:

 

1)暗号資産の、令和5年6月期中の取得価額は、588,000円。

(借)暗号資産(不課税) 588,000 (貸)普通預金 588,000

 

2)暗号資産の、令和5年6月期の期末時価は、568,811円。

(借)雑損失(不課税) 19,189 (貸)暗号資産(不課税) 19,189

 

3)暗号資産の、令和6年6月期中に計 1,100,000円で追加取得し、合計の取得価額は、1,688,000円。

(借)暗号資産(不課税) 1,100,000 (貸)普通預金  1,100,000

 

4)暗号資産の、令和6年6月期の期末時価は、2,196,980円

(借)暗号資産(不課税) 19,189 (貸)雑収入(不課税)【注1】 19,189

(借)暗号資産(不課税) 508,980 (貸)雑収入(不課税) 508,980

【注1】以下の理由の中で引用した記事中の解説参照。

 

5)暗号資産の、令和7年6月期中に計 1,100,000円で追加取得し、合計の取得価額は、2,788,000円。

(借)暗号資産(不課税) 1,100,000 (貸)普通預金  1,100,000

 

6)暗号資産の、令和7年6月期の期末時価を、4,000,000円と仮定。

(借)雑収入(不課税)      508,980  (貸)暗号資産(不課税) 508,980

(借)暗号資産(不課税) 1,212,000【注2】 (貸)雑収入(不課税) 1,212,000

【注2】4,000,000-2,788,000=1,212,000

 

理由

以下の記事:

G様用)法人で暗号資産を保有している場合の、期末の決算仕訳は①知識

補足

特記事項なし