当事務所用)将来、自計化を希望されている(当面は記帳代行)の顧問先様(個人、法人)の会計ソフトは、弥生会計オンラインと弥生会計AEのいずれか?

問題の所在

将来、自計化を希望されない顧問先様(個人、法人)の場合には、会計ソフトはもちろん、弥生会計AEでいい。

(また、既に自計化している顧問先様(個人、法人)の場合には、(下の「補足」に述べる理由で)会計ソフトはオンラインでよく、弥生会計AEを使ってはいけない。)

他方、将来、自計化を希望されている顧問先様(個人、法人)の場合、会計ソフトは、弥生会計オンラインと弥生会計AEのいずれかベターか迷う。

なぜならば、弥生会計オンラインを使用する場合には、、、

<弥生会計オンラインを使う場合の、顧問先様の立場からメリット>

1)毎月のmtgで都度、共有するので、顧問先様が会計ソフトの画面、メニュー、操作に慣れていける

2)税理士事務所から自計化へ切り替えるとき、そのままでいいのでラク。
★弥生会計AEから弥生会計オンラインへ切り替える場合、単に仕訳エクスポート&インポート以外にも追加操作を要する。

3)別の、証憑管理サービスで証憑の保存先が、当然、弥生会計オンラインになる。
★記帳代行サービスのメリットを利用すると当然、弥生会計AEの中に保存される

<弥生会計オンラインを使う場合の、税理士の立場から困る点>

4)弥生会計オンラインの細かい操作には慣れていない(弥生会計AEの方が操作に慣れている)ので、やりにくい。

5)記帳代行支援サービスが使えない、スマート取引取込のみ。
★記帳代行サービスは弥生会計AEに紐づくサービス。
★精度が高い。特に、立替経費でレシートで、消費税10%と8%軽減が混在する際に威力を発揮する

後述の通り、このケースでも、「弥生会計AEを使用する」で統一する。その整理。

 

結論

・それでも、当初から、弥生会計AEを使う(→つまり、記帳代行サービスを使う)

・なお、自計化の開始の前の時期に、わざわざ、毎月、弥生会計AEと弥生会計オンラインを同期をとる(=毎月、仕訳エクスポート&インポートをする)のは過剰サービスなので、それをしない建付にする。

 

理由

1)毎月のmtgで都度、共有するので、顧問先様が会計ソフトの画面、メニュー、操作に慣れていける
に対して:

→ 自計化の前には、都度、弥生会計オンラインを見るような熱心な方は、まずいない。

→ zoom mtgの際に、月一で弥生会計オンラインを見ても、それほど慣れるわけではない。

 

2)税理士事務所から自計化へ切り替えるとき、そのままでいいのでラク。
★弥生会計AEから弥生会計オンラインへ切り替える場合、単に仕訳エクスポート&インポート以外にも追加操作を要する。
に対して:

→ 弥生会計AEから弥生会計オンラインへの切り替え時のダンドリは、既に以下の投稿にまとめてあるので、これをマニュアルにして作業すれば大した作業ではない:

自計化の開始時に、設立時から直前月までの税理士側の弥生会計AE中の会計データを、顧問先様側の弥生会計オンラインへ移植する段取りは?

 

3)別の、証憑管理サービスで証憑の保存先が、当然、弥生会計オンラインになる。
★記帳代行サービスのメリットを利用すると当然、弥生会計AEの中に保存される
に対して:

→ そもそも証憑管理サービスを利用したいモチベーションは顧問先様の側にあるハズ
→ならば、それを逆手に(?)、「自計化」を促せばお互いwin-win (^^♪

 

<弥生会計オンラインを使う場合の、税理士の立場から困る点>

「4)弥生会計オンラインの細かい操作には慣れていない(弥生会計AEの方が操作に慣れている)ので、やりにくい。」

「5)記帳代行支援サービスが使えない、スマート取引取込のみ。
★記帳代行サービスは弥生会計AEに紐づくサービス。
★精度が高い。特に、立替経費でレシートで、消費税10%と8%軽減が混在する際に威力を発揮する」

→ 上のいずれも、弥生会計AEを使用すれば、この不都合はもちろん回避。

 

補足

上の、

>(また、既に自計化している顧問先様(個人、法人)の場合には、(下の「補足」に述べる理由で)会計ソフトはオンラインでよく、弥生会計AEを使ってはいけない。)

の理由は以下:

税理士用)弥生会計オンラインで自計化されている顧問先様には、弥生会計AEでアクセス(月次レビューを含む)しない方がよいという理由は?

また、上の整理の前に、すでに弥生会計オンラインで走ってしまっている顧問先様は、逆に弥生会計AEに切り替える必要があるが、タイミングに注意: