当事務所用)税務署へ確定申告書等を紙で郵送する場合、レターパックライトか普通郵便のいずれにするかの考え方は?
問題の所在
確定申告書等を紙で郵送する場合、レターパックライトか普通郵便のいずれにするか迷うことが多いので、ここで方針を仮決めておく。
結論
基本方針は「原紙、オリジナルを送るか否か」。具体的には以下の通り:
- 消費税がない
→ 普通郵便でOK - 消費税がある
→ 発送量は150g前後
⇒ 普通郵便でも210円かかるので、レターパックライトと150円程度の差なので、もうレターパックライトにする ※返信用は普通郵便にする(後述の「補足」参照) - 住宅ローン控除の初年度申請があり、金融機関の残高証明書(控除証明書)を郵送する場合(注)
→ 原紙なので、万が一、普通郵便で発送し紛失した際に、代えが利かない
(ご本人が紛失した等ならば対金融機関的にわずかに交渉の余地があるかもしれないが、「税理士が普通郵便で郵送して税務署に未着」ということを、普通郵便では証明できないから。)
理由
両者のメリット・デメリットを整理すると以下の表の通り:
区分 | メリット | デメリット |
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レターパックライト | (+5)追跡できる、届いたことを把握できる、 (+4)簡易書留と同じ扱いなので、税務署へ着いたことを確証できる。 (+2)370円という値段は普通郵便に比べてせいぜい100円から200円程度の差でしかない。当事務所として電子申告を励行する方針にしたので、県税と市税に郵送しなくなるのでこの差額は軽微である。 | (-2)370円かかる。普通郵便に比べて割高 |
普通郵便 | (+3)これまで税務署等に到着しなかったことはない、配送日数も、期限に余裕をもってだしているので問題ない。 (+3)添付書類が仮に期限内に未着だと税務署等から言われても、先に電子申告をしていれば申告書は提出済なので期限後申告と認定されるのリスクはない、、、がこれは当事務所では法人税についてはイエスであるが、消費税は電子申告をしないためダメである。 (+2)レターパックライトより安価 (+3)印刷ミスした事務所の角2型の封筒を消費できる。 | (-5)追跡できない、税務署から「未着です」と言われたらアウト
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補足
返信用封筒を同封する場合、その返信用は、普通郵便のまま。(∵ 税務署へ到着済なことが確保されているので。)
万が一の万が一、返送用が紛失して未着でも、最悪、税務署で保管済の申告書等を閲覧申請すればOKだから。
また、上の(注)に関連し、そもそも以下のリンク先の、バウチャーを郵送しない方法をチョイスすればいい。(よく忘れるが)
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