(当事務所用)法人事業概況説明書は、「弥生会計AEで作成し紙で郵送?」「税務ソフトに入力し直して電子申告?」
問題の所在
法人事業概況説明書は、表面では、主要科目の金額、裏面では、売上高の月次推移の金額を記載する。
したがって、会計ソフトとの相性がよく、弥生会計AEであれば、法人事業概況説明書を出力する機能もある。
他方、できるだけ、電子申告にて提出したい気もあるが、その場合、税務ソフト(当事務所では、JDL IBEXクラウド組曲Major)に入力する必要がある。
以上の状況で、弥生会計AEでの紙での提出か、税務ソフトでの提出の、どちらを選択すべきか?
なお、第3の方法として、「(会計ソフトの外で)エクセルで作成し、前年のものに要変更箇所だけ上書き修正し、印刷して紙で郵送する方法(以下「エクセルファイル」という)」もあり、ウェブ上で、廉価で購入できるが、金額の自動入力の面で、弥生会計AEで作成する方が工数がすくないため、以下の検討対象外とする。
また、e-tax上に、事業概況説明書の枠もあるが、設定やら入力やらに手間がかかるし、いつもの送信不備リスクがあるので、検討対象外とする。
また、実際の、個々の顧問先様ごとには、法人税等確定申告書、県税市税、他の添付資料や、客先への電子申告のアピール等、トータルな見地から決める予定であるが、ここでは、事業概況説明書に限定して検討する。
結論
弥生会計AEでの、紙での提出。
理由
弥生会計AEで作成し、紙で郵送するメリット・デメリットは以下の通り:
- (+9)表面の主要科目の金額や、うら面の売上の各月金額などが自動取込なので、トータルの作業量は、こちらの方が少ない。
- (-7)電子申告はできない。
- (-3)弥生会計AEでも、勘定科目の名寄せの設定等の、相応の設定の手間はかかる。
- (-3)OCR印刷に対応しているが、、、(プリンターに用紙の設定をするなんて、〇〇〇なため)OCRでない、白黒で印刷し、納品してしまっている。
- (-3)紙で提出する場合、受付印用をコピーで同封し、返送用封筒も同封する必要がある。
- (+2)どうせ印刷してchする。
- (+3)他に、郵送にするものがあれば、郵送の手間は低減される。現行では、
- 弥生会計の財務諸表がなぜかe-taxから提出できないので郵送になる、
- 勘定科目内訳明細書はエクセルで作成してしまった方が手早い、
ので、2つ郵送するなら3つも同じ。
他方、税務ソフトに入力して提出するメリット・デメリットは以下の通り:
- (+7)電子申告が可能になる。
- (-7)入力に手間がかかる。
- (-5)電子申告はトラブルが多い。
以上の比較から、弥生会計AEで作成し、郵送にする。
補足
弥生会計AEで、事業概況説明書の出力機能が廃止にでもなれば、別途検討するが、、、
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