法人事業概況説明書の裏面の 18.月別の売上高等の状況 の書き方は?

問題の所在

法人事業概況説明書の裏面の 18.月別の売上高等の状況 は、売上の列しか記載しないことが原則なのであるが、

引き継ぎ案件で、従来、全部、記入している客先は、まあ、従来を踏襲する (^^)

そこで、要確認としては、

・人件費 とあり、給与等とは書いていないので、法定福利費等もカウントするの?

・源泉徴収税額 とあるが、これは毎月の計上額だが、その最後の計は、これを単純合算するの?

 

結論

「人件費」欄

・法定福利費は含まない。

「源泉徴収税額」欄

役員報酬を含む「人件費」欄に記載した支給総額について、(源泉徴収して)納付すべき税額(年末調整による過不足額の精算をした場合には、精算後の税額)を、

・円単位で記載。

・なお、ややマニアな論点は以下:

G様用)法人事業概況説明書の「18 月別の売上高等の状況」の源泉徴収税額の列の1月の金額はマイナス金額?

 

理由

以下の国税庁の記事がダイレクト:

https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/shinkoku/hojin/sanko/11.pdf

(以下、一部抜粋)

 

18 月別の売上高等の 状況

売上(収入)金額、仕入金額等の月別の状況を記載してください。

(注)1 複数の売上(収入)がある場合には、その主なもの2つについて、原価とともに記載してください。

2 「源泉徴収税額」欄の右側の空欄には掲記以外の主要の科目の状況を記載してください。

3 「人件費」欄には、その月の俸給・給与及び賞与の支給総額(役員に対するものを含みます。)を記載してください。

4 「源泉徴収税額」欄には、「人件費」欄に記載した支給総額について、源泉徴収して納付すべき税額(年末調整による過不足額の精算をした場合には、精算後の税額)を円単位で記載してください。

5 「従事員数」欄には、その月の俸給・給与及び賞与の支給人員(役員を含みます。)を記載してください。

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補足

なお、上の、源泉徴収税額 は手集計になる (*^^*)

弥生会計AEで、法人事業概況説明書のうら面の月次金額の集計の設定で源泉所得税を自動で抽出する設定はできないの?