S様用)個人事業主で法人成りもしていて、個人の事業所得と不動産所得がある小規模事業者の決算・申告の段取りは?

問題の所在

当事務所は仕訳インポートを重用することで効率化を図っているが、

逆に、仕訳インポートがやりにくい顧問先様では、作業が非効率になる。せめて、

特に小規模事業者の場合には、

個人と法人間、事業所得と不動産所得、経費と所得控除の資料が混在していたり、銀行口座も公私が入っているため、

2重入力の有無や逆に計上漏れをchするのが煩雑。

なんとか段取りで効率化できないかと思案し、その備忘メモ。

 

結論

「アウトプットベースではなく、インプットベース」で作業する。具体的には以下の手順で:

(・受領する資料を、整理してもらうことは諦め)

・弥生会計AEは(会社は開かず)個人を開き、その確定申告モジュールを最初から起動させておき、

・預かった資料を、

①最初に、法人の通帳(みずほ)を仕訳インポートエクセルに入力し、

②次に、個人の通帳の仕訳インポートエクセルに入力し、

③手に取った順に、どんどん、弥生会計AEの確定申告モジュール / 個人の仕訳インポートエクセルの各々 / 法人の仕訳インポートエクセルの各々に入力していく。

・資料を潰しきったら、全部入力されている(ハズ)

 

理由

入力しにくい原因は、通帳を通した取引と、通していない取引がごちゃごちゃだから。

だから、

・最初に通帳を通した取引を全部計上してしまい、

・それ以外の証憑は、通帳で支払い済とわかれば取引確認だけで入力せずスルー、

とやれば、一直線で進む。

 

補足

このやり方の場合、記帳代行支援サービスを活用できない、なぜならば、

・タイムラグが生じるし、

・そもそも事業所データ単位で、領収証等を切り分けることが前提のところ、それが難しいから。