共有物件のため不動産所得の確定申告上、自分の持分相当額のみ計上する場合、弥生会計AEで、個人の不動産所得の青色申告決算書の「不動産所得の収入の内訳」をどう記載/入力するか?

問題の所在

引継ぎ案件で、青色申告決算書の不動産所得の収入の内訳への記載が以下のようになっている。

共有物件の場合、収益及び費用を持分だけ計上する。

税金計算は仕訳日記帳で仕訳した金額が計上されるのでいいのですが、このように内訳上表示させようと、弥生会計AEの申告書モジュールの収入の内訳モジュールに、そもそもマイナス金額で入力できない仕様 (*_*)。

★ちなみに弥生ヘルプデスクに裏技があるか質問したが、ないそう。

 

結論

まず、当事務所の以下の作法通りにし、文中の、

所得税で、不動産所得又は事業所得がある方

に該当するので、そのとおりに作業し、最後にe-tax(インストール版)上で、手修正上書き入力する。

(当事務所用)所得税で電子申告する場合、e-tax(インストール版)と確定申告書等作成コーナーのいずれがベター?

具体的には、弥生会計AEの画面上、以下の図のように、差額付きでエラー画面が表示されているハズなので、それを参照しながらe-tax(インストール版)へ入力すると効率的である。

 

理由

方針としては、

案1)純額主義 → 最初から持分ベース(この場合77%)で計上する

案2)総額主義 → 持分100%ベースで計上し、最後で調整する

のいずれかしかなく、案1)なら、弥生会計AEでも他のソフトでも普通にやれるが、説明するのがかなり大変である。

引継ぎ案件の総額主義は一目瞭然でわかりやすいので、実際、これがいい。

そして、好運にも、e-tax(インストール版)は自動計算機能がないのが致命的な弱点ではあるが、今回のようにイレギュラーな入力をするには、制約がない分、好都合である。

 

補足

特記事項なし