個人事業主から法人成りした際の、商品在庫の受け入れ仕訳は?

問題の所在

個人事業主時代の商品在庫を、新設法人で受け入れる際に、在庫があるところからスタートすることになるが、どう受入れするのかちょっと悩んだので、整理した際の備忘メモ。

 

1)仮に、商品在庫を現物出資した場合なら、

(借)商品(BS) 100 (貸)資本金(BS) 100、

→ だが、今回の事例でもそうではないのでパス。

 

2)上の1)ではないなら、スタート時に有ることを意識すると、

(借)商品(BS) 100 (貸)期首商品棚卸高(PL) 100

→ でも、上の1)でないなら、期首時点ではゼロなはず、、、、やはり違和感。

 

3)上の1)ではないなら、スタート時にはゼロなはずなので、

(借)仕入(PL) 100 (貸)役員借入金(BS) 100

参考記事は以下:

① 法人成りをするときに必要な仕訳を完全解説~資産や負債の引き継ぎには注意が必要

https://www.dreamgate.gr.jp/contents/column/sorting-for-constitution

(以下、一部抜粋)

棚卸資産を引き継ぐ場合

棚卸資産を法人へ引き継ぐ場合は、その商品をそのまま法人へ時価で販売したとして処理します。したがって、個人側では「売上」になり、法人側では「仕入」になります。役員個人の確定申告において、この売上金額をきちんと計上するよう注意してください。

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② 個人事業主から法人成りしました。引き継いだ商品や固定資産などの処理がわかりません

https://support.yayoi-kk.co.jp/business/faq_Subcontents.html?page_id=1507

(以下、一部抜粋)

【資産の種類と処理方法】
 資産の種類処理方法
 棚卸資産仕入れまたは商品として処理
 固定資産中古資産の購入として処理
一般的には、法人成りした日の前日の帳簿価額で引継ぎ
 債権債務簿価で引継ぎ(引き継がなくてもよい)
あくまで売却です。資産と負債の差額は法人から個人に支払います。
支払いがまだの場合は、「未払金」で処理します。
また、個人事業主と法人の間で売買契約書が必要になります。
一般的には、債務は極力引き継がない方法をとります。
個人事業主と法人は別人格ですので、引き継ぐときは契約書を作成し、
債務の引き受け(債務者の債務を第三者に移す)をしないといけません。

※このほかに個人から法人に資産を貸し付ける方法もあります。

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③ 法人成りの際の在庫引き継ぎについて(法人側・個人側の仕訳)

https://www.zeiri4.com/c_1032/c_1033/q_78137/

(以下、一部抜粋)

8月1日に個人事業から法人成りしました。
7月末時点で500万円あった商品在庫をすべて法人へ引き継ぎました。

この場合の法人側の仕訳は以下の通りで問題ありませんか?
(借)仕入高 5,000,000/(貸)役員借入金 5,000,000

通常の販売価額の70%と仕入価額を比較して、いずれか高い金額で法人へ譲渡したものとみなしますが、そうであるという前提であれば、問題ありません。

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結論

上の 3)

 

理由

なお、売買にはしたくないので、役員借入金a/cでOK。

 

補足

なお、上の引用記事のいくつかで触れている、金額差については、今回の商品は回転している在庫のため、帳簿価額=時価、とみなしてOK。