収益認識本

1.問題の所在

使える本は多々あり、助けられていますが、本当に助かるレベルの本の紹介。

 

収益認識基準の解説書は、いろいろ出ているが、どれもわかりにくい。

 

2.結論

・こんなときどうする?建設業における収益認識の会計実務

EY新日本有限責任監査法人 (編集)

・中央経済社

 

3.理由

他書と比較して優れている点は以下のとおり:

1.建設業に特化しているかの本であるが、「建設業を使って収益認識基準を解説している本」と読める。

2.他書の「基準の内容の解説タイプ本」では、抽象的な解説で、基準を当てはめてどう判断するかのイメージが持てないが、本書はそこを正面から取り上げているので、腑に落ちる。

3.他書の「業種別の解説タイプ本」では、結論の紹介だけで、基準を当てはめるプロセスが薄い。

 

4.補足

この本の前は、トーマツから出ている概説書を勧めていたが、イラストを交えた工夫も見られるが、しょせん抽象的であった。

なお大型書店では、なぜか会計コーナーではなく建設関係のコーナーに置かれていることが多い(丸善)