原価計算基準本
1.問題の所在
使える本は多々あり、助けられていますが、本当に助かるレベルの本の紹介。
原価計算自体については、いろいろ出ているが、実務はシステム対応になるので、単なる概説書では簡略化すぎて参考にならない。
つまり、実務上は、やはりルールたる原価計算基準を理解する必要がある。
2.結論
河原 正視 (著), 小林 健吾 (監修)
・中央経済社
https://www.kosho.or.jp/products/detail.php?product_id=454396790
3.理由
他書と比較して優れている点は以下のとおり:
1.原価計算のルールは、いわゆる原価計算基準になる。改訂されていないので、古い本で対応できる。★原価計算基準外の、ABC活動基準原価計算、スループット会計など実務では対象外。
2.キーワードに対して字句解釈と、理論解説を、しかもコンパクトに解説されている。★著者は当時の大原簿記学校の公認会計士試験受験科の講師。
3.解説の内容が、専門学校のテキストにありがちな専門書の切り貼りではなく、でも必要な論点をカバーしている。★基準にそくしてここまで書き切れる書籍はこれ以外みたことがない。
4.補足
ぐぐったら、アマゾンにはなく、古書サイトで、18,000円! (*_*)
なお、岡本清著 原価計算 を推奨される方が少なくないと思われるが、あれは辞書本。
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