アメックスの利用明細から、会計ソフト上の短期借入金(amex)a/c のあるべき月末残高を算出する方法は?
問題の所在
法人成りされている顧問先様ではクレジットカードを利用されている方が大半であるが、クレジットカードは会社ごとに支払いサイトや取引データのアップのタイミングが違うので、計上額を検証する際に厄介である。
オリコカードのようにキレイに計上と支払が回転して残高がいったんゼロ円になる会社は助かる。
他方、アメックスやVIEWカードは入り繰るので厄介である。またcvs形式でのデータの場合、前月請求残ー当月利用ー当月支払-当月請求残、といった要約表もないためわかりにくい。
特に某F社の自動取り込みが不調で気がついたら残高がマイナス巨額(!)になった場合、どこかで残高調整をして、正常化させなければならない。
ここでは、アメックスカードでのTIPSを備忘メモ。
結論
「当月分のcsvデータの(口座振替金額を無視した)利用金額合計=翌月分のcsvデータの口座振替金額」の関係が成立するため、
たとえば11月決算の会社であれば、短期借入金(amex)a/cのあるべき残高は、
AMEX_202310-202311.csv 中の、前月分口座振替金額を削除しての、金額列(D列)の、単純合計金額。
でOK。
理由
以下、アメックスhpからDLしたcsvファイル。
ファイル① AMEX_202309-202310.csv
・ご利用日が2023年8/31から(9/21に口座引落 155,225円があり)同10/2まで
ファイル② AMEX_202310-202311.csv
・ご利用日が2023/9/30から(10/23に口座引落 131,796円があり)同11/1まで
★月末月初の、9/30、10/1、10/2は1日か2日ごとにファイル①②の交互に記載されるので困惑される。またこの日付の規則性も月によって異なるよう。上のファイル①②の場合だと、
・・・9/28はファイル①、(9/29は取引なし)、9/30はファイル②、10/1と10/2はファイル①、10/3・・・はファイル②。
★なお、弥生会計でスマート取引取込を利用すると「ご利用日」が仕訳日になる(「データ処理日」は不使用)。
まず、ファイル①中の、前回分口座振替金額(黄色セルの-155,225円)を削除した上で、金額列のトータルを算出する→131、796円。
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翌月のファイル②の前回分口座振替金額が、その 131、796円になっている。
補足
「当月に支払った分が、翌月に振り返られる」だけ。シンプルに考える。
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