当事務所用)車の取得時の仕訳の科目で、メンテプロパックの支払分は?

問題の所在

お客様が新車を購入されたので、その仕訳で明細書を見たら「メンテプロパック」なるものが記載されていた。

ので、ググったところ、メンテプロパックは、日産自動車が提供する車のメンテナンスサポートプランで、一定期間、定額料金で法定点検やオイル交換などのメンテナンスを受けることができるそう。

なお、お客様の注文書によれば、「メンテプロパック 54シャケンB 184,390円」とあった。

ググったところ、日産のメンテプロパック54の期間は、「メンテプロパック54車検付きの場合、お申込みいただいた月から60か月となります。」とあった。

 

結論

理論的には前払費用a/cであろうが、煩雑なので、幸い、20万円未満であったので、短期前払費用a/cではなく、車両費a/cにする。

 

理由

ググって最初にヒットした記事が以下:

自動車の定期点検パックの仕訳の注意点について

https://kumagai-kaikei.com/archives/620

(以下、一部抜粋)

例えば、定期点検パック料金50,000円を現金で支払った場合、前払費用となるため、以下のような仕訳になります。

借方貸方摘要
前払費用50,000現金50,000○○自動車(株) 定期点検パック料金

定期点検の整備代金32,500円を定期点検パックで支払った場合、前払費用から支払いとなるため、以下のような仕訳になります。

借方貸方摘要
車両費32,500前払費用32,500○○自動車(株) 12か月定期点検 整備代

注意する点は、部品代や工賃、法定諸費用などは定期点検パックの対象外となるため、別途費用が発生する場合があります。

整備代金14,500円のほかに、部品代15,000円と技術料1,800円を現金で支払った場合、以下のような仕訳となります。

借方貸方摘要
車両費31,300前払費用14,500○○自動車(株) 12か月定期点検 整備代
現金16,800○○自動車(株) 部品代他

すべて前払費用と思い込んで仕訳してしまうと、前払費用がマイナスになったり、その逆で、すべて現金払いで仕訳してしまい、前払費用が減らずに来期に繰り越すケースがありますので、注意が必要です。

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補足

日産のメンテプロパックのサイトは以下:

https://www.nissan.co.jp/SERVICE/MAINTEPRO/

(以下、一部抜粋)

メンテプロパック

6ヶ月ごとの定期点検とオイル交換をオトクな料金でパックにしました。プロのチェックが定期的に受けられて安心です。