当事務所用)【2023/1/19時点】弥生のサービスの、記帳代行支援サービス、スマート取引取込、スマート証憑管理、の違いは?

問題の所在

弥生(株)が提供するサービスのキーワードに、

①スマート取引取込

②記帳代行支援サービス

③スマート証憑管理

があり、以下のように図解されているが、その違いが分かりにくいので、以下、備忘メモ。

結論

ざっくりいうと以下:

  • 基本は、スマート取引取込。これは会計ソフトの1機能なので、①自計化している会社側、②記帳代行する税理士事務所、の双方とも使える。
  • 「スマート取引取込では精度がイマイチなので有料でもいいので精度を上げてほしい」という税理のニーズにフォーカスし、①スキャンしたpdfと画像ファイル、②現金出納帳エクセル、のみ、対応している。

表にすると以下の通り:

①スマート取引取込②記帳代行支援サービス③スマート証憑管理
会社向け記帳代行する税理士会員向け会社向け
弥生会計ユーザー+サポート契約(自計化してない会社側にも証憑をアップしてもらう都合、)
会社側で弥生会計ユーザーである必要はない
弥生会計ユーザー+サポート契約
弥生会計の中の1メニュー(会社側)記帳代行ツール
★弥生会計とは別ソフト(税理士)記帳代行ツールと、証憑アップローダー
弥生マイポータル→スマート証憑管理→ブラウザー上
・口座連携

・csv、pdf(会社側で用意する)

・レシート(メモ書きは非対応)

・pdf、画像をスマート取込の形に整形する。★仕訳を作るのはスマート取込取込機能

・レシート(メモ書きありにも対応)

現金出納帳のみエクセルファイルが可能

一義的には、納品書等の電子保存であるが、
2022年秋にその電子データを自動仕訳化(=スマート取引取込)と連携した。
AIと仕訳登録AIと仕訳登録
と人手
AIと仕訳登録
無償(=弥生会計とサポート契約に含まれる)有償現時点では無償(=弥生会計とサポート契約に含まれる)

 

理由

特記事項なし

 

補足

イメージとすると以下:

① 弥生会計ソフトの中に、「スマート取引取込」という機能が標準装備されていて、

② 会社側での自動仕訳のニーズに対応するため、

・pdf、画像、csv、金融機関等へ自動ログインでDL

・AI(だけ)で自動仕訳+経理担当者がchして自動仕訳の改善

の機能が、弥生会計の標準機能で提供される(料金はソフト代に含まれているが、サポートの利用が想定されるため、追加でサポート契約をしている必要がある)。

 

③ 税理士が自動仕訳を活用する場合には、②よりもう少し精度が高いことが求められるので、

別途、自動仕訳サービス仕訳の元データの生成サービスが、ソフト代と別に有償で提供されている。これが「記帳代行支援サービス」で、

・pdf、画像ファイルなどに絞って、仕訳の元データを作成
(★仕訳を作成するのではない!仕訳はスマート取引取込)=弥生会計の中の機能)で実現する。
(∵そうしないと、サポート契約や会計ソフトを買ってもらえない (^^♪  )

・csvは、自動ログインサービスを提供し、

・AI「+人手のch」の付加価値をつけた、

・で有償契約。

 

再言であるが、それを会計ソフトに取り込む以降は、上述のスマート取引取込で取り込むのは共通である。

また、上の黒太字のために、弥生会計の外で、証憑アップローダーという追加のソフトが必要になる。

 

税理士が自動仕訳をする際、「証跡のアップまでをクライアント側でやってもらいたい」ニーズがある。そのようなクライアントは自ら記帳をしないし、当然、弥生会計の購入契約をしていない。

でも、そのようなニーズに対応するため、都合、弥生会計を購入していないクライアントが利用できるよう、領収証等の証憑をアップするソフト(=証憑アップローダー)を無償で提供している。