設立初年度に、期中取得した固定資産の減価償却に適用する、償却率は?
問題の所在
会社設立初年度(6月決算で、9/15設立なので、10か月)に、期中(10月5日)に有形固定資産を取得した場合の減価償却計算を、最初、間違えた。具体的には、
- 弥生会計の固定資産モジュールで計算し、
- JDL IBEXクラウド組曲Major の法人税申告書システムの、別表十六(二)に当てはめると、償却率が、0.333ではなく、0.276なる表示になった。
その時の確認の、備忘メモ。
結論
以下の通り:
- 改定償却率の計算式
償却率 × 事業年度の月数(★後述) / 12ヶ月 = 改定償却率(小数点以下3位未満切上げ) - 償却額の計算式
取得価額 × 改定償却率 × 償却する月数 / 事業年度の月数 = 償却額
参考記事は以下:
事業年度が1年未満の減価償却費の計算式は?
理由
考え方は以下の2点:
・償却率自体を、(初年度の月数)/12 で按分
・算出した減価償却費の金額自体を、(期中取得後の月数)/(初年度の月数) で按分
補足
なお、上の、
事業年度の月数(★後述)
は、9/15ー6/30までは、9か月と15日であるため、
・9か月
・10か月
のいずれになるか悩むが、
JDL IBEXクラウド組曲Major 法人税申告書システム の別表十六(二)の計算では、10か月 にしている。
明文の規定は見当たらないが、納税者有利の一般原則を強調すれば9か月な気がするが、、、JDL IBEXクラウド組曲Majorに従う (^^♪
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