エクセルの lookup関数 で仕訳の科目を引っ張る際に誤参照を避けるポイントは?▼(工事中)

問題の所在

当事務所の帳簿の作成方法は、ナラティブで表現すると、

・キーワードと科目を対応させる「テーブルシート」を用意し、

・「貼り付けシート」の左側に、例えば、csvデータ情報を、エクセルに貼り付けて、

・「貼り付けシート」の右側に、仕訳のレイアウトをつくり、その摘要欄に記載する語句中のキーワードを、「テーブルシート」を(VLOOKUP関数ではなく)LOOKUP関数で参照させることで、キーワードに対応する仕訳の科目を自動生成する仕組み、

となるが、、、たまに、LOOKUP関数ならではのトラブルが生じる。

 

たとえば、「貼り付けシート」上の摘要欄に、上から、

・取引① お歳暮2点 花吹食品様/丸新商店様

・取引② お歳暮2点送料 送料

とあり、他方、「テーブルシート」に

・「お歳暮」→交際費a/c、「送料」→通信費a/c

と設定していると、先の文字を先にサーチしてしまうため、両方とも、交際費a/c がヒットしてしまう。

 

この不具合を解消しようと、「テーブルシート」に

・取引② お歳暮2点送料 送料

・取引① お歳暮2点 花吹食品様/丸新商店様

と上下逆に記載し直してもダメ。

 

記載業の上下を入れ替えても

摘要欄にある語句の2つ以上を使っていると、LOOKUP関数なので、

 

結論

当該売上(売掛金)のマイナスで、OK。当期の期首が無難。

法人税法上、消費税法上、特段の扱いはない。

 

理由

間違っているものを修正する、当たり前のことをするのだから、法人税や消費税に特段の規定は、基本、ない。

敢えてやろうとすれば、

・前期分について、更生の請求をし、

・当期には、その分を会計上、修正しない

という方法も、できなくはないが、当期に前期の取消をすれば解消するのを、敢えてする意義は乏しい。

(税理士、税務署の双方ともコストがかかり、それは延滞税よりも相当うわまわるであろう)

 

補足

この考えをベースにすると、
「カットオフで売上を調整しても、益金の期間帰属のズレでしかなく、
通算すれば損得なしなので、気にしなくてもいい」、
という論法になる。

つまり、
税務調査でも、「期間帰属のズレ」に係るものは、重加算税などを受けない限りは、
その時には修正申告等の手間を要するデメリット位で、
通算すれば税額自体は損得は(金利相当の賦課金以外は)生じない。
という論法になる。

(だから、税務調査で売り上げ漏れを指摘しても、その増差は、税務署内では評価されないそう)