【業務】非定型の仕事の着手の仕方、進め方は?

問題の所在

当事務所の仕事には、

・ルーチンの定型業務 ★例 月次決算、確定申告書作成業務

・それ以外の非定型的な業務 ★例 コンサルティング業務、スポット業務、会計大学院での授業の準備、パワポ資料の作成

とがある。

 

仕事のやり方としては、ケースバイケースと考えられれば気楽であるが、ややもするとズルズル時間をかけてしまう。

税務・会計の仕事の特徴上、創造性、独創性は求められないが、スピード、正確性、網羅性はあった方がよい。

また、厳しい現実として、「今あるスキル、知識以上のものは、できない」。以下は、現時点での考え方の整理。

 

結論・理由

サラリーマン、フリーを含め、知的生産作業上、取り得るアプローチは以下の3つな気がする:

① 医師が著者である新書にあった仕事術で、
複数の案件を、ポストイット、ファイルの背表紙、などで一覧で見えるようにしておき、目に着いたもの(=できそうなもの)からどんどん着手することで、同時並行的に処理をする。

② 以前に読んだ、読売新聞のインタビュー記事にあった仕事術で、
漫画家の弘兼憲史氏の(当時の)スタイルは、連載原稿の1コマ当たりに割り当てる時間を逆算すると、1コマ当たり(記憶だと)25分なので、「それ以上、時間をかけずに、割り切って作画する」

③ 建築士・プランナーが著者である文庫本にあった仕事術で、
長期を含め、常時、300くらいの案件が進行しているが、この2,3日が期限の案件の成果物の結論は完成しておく。

 

・②は、弘兼氏には、それだけのスキルと知識がすでにあるのであろう。都度、調べながら作画しては間に合わない。また漫画ではアイデアや切り口が大事で、比較的、調査を要しない分野でもあるのであろう。

・調べる必要がある、知識を得なければならない仕事は、現実的には、③になるのであろう。

・①はいわば期限よりも、できること、興味があることを優先するので、ある意味、理想であるが、このように比較してみると、医師には良いのかもしれないが、会計屋には禁じ手かもしれない。

 

補足

特記事項なし