(当事務所用)JDL IBEXクラウド組曲Majorシリーズの「JDL財務」を、当事務所の場合には会計ソフトとして使えない理由は?

問題の所在

別の投稿で、弥生会計に比して、弥生会計AEのメリットを検討したが、その延長で考えると、法人税ソフトに JDL IBEXクラウド組曲Major を使用している場合には、JDL財務会計を使った方が、電子申告の一気通貫も実現して、省力化が図れる気がする。

でも、ウェブ上の記事をググっても、弥生会計とのセットが多い。なぜ?

 

結論

当事務所では、仕訳作成をデータインポートで行う。そのため、以下の1.はよいのであるが、2.以降の諸点が当事務所のエクセル補助簿の自動取込上、スマートに行かないため、即、導入は難しい。

 

理由

JDL IBEXクラウド組曲Major のサポートへ質問したところ、現状では、以下の特徴があるそうである。

  1. CSV会計データ取り込みとしては、他の会計ソフトと同様に、あらかじめ決められたJDLレイアウト及びデータ形式(勘定科目コードなど)にデータを整備して取り込むことができる。
  2. (弥生会計では、消費税の課税、非課税の情報は、借方科目、貸方科目ごとに取り込むが)JDLの財務会計では、仕訳1行に対して一つの課税区分、税率区分の情報を持つ。そのため貸借で異なる課税区分を設定する場合は、諸口を使い複合仕訳として取り込む。
  3. 仕訳の中には、税額のレコードも生じるが、非課税や対象外の場合には、税額を取り込まない設定になっている。この場合、取り込み時にエラーとしてチェックをし、修正後に登録可能となる。そして、エラーをスルーして登録することはできない。
  4. また、非課税科目であっても、課税区分と税率区分が入力されている場合は正常データとして取り込む。この場合は取り込み後に消費税区分のエラーデータチェックにひっかかる。

 

補足

弊質問に対し、以上の、操作する目線で回答ができるJDLのスタッフの能力には頭が下がります。

 

なお、以下のブログの中では、弥生会計を使い続ける理由を、使いやすいからとされている。

https://www.ymbtax-blog.com/yayoikaikei-etax/

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JDLの税務ソフトはJDLの会計ソフトを使っていればもちろん連動できますが、弥生会計の方が使い慣れているので、JDLの会計ソフトを導入するつもりはありません。

また、弥生会計は達人シリーズであれば連動できるので、本来なら達人シリーズを導入すべきですが、ひとり事務所ではお値段がチョット割高なので見送りに。

というわけで、使いやすい弥生会計とコスト的に有利なJDLを選択しています。

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