弥生給与で、給与明細上は介護保険料を健康保険料に含めて印刷したい時の設定方法は?
問題の所在
当事務所の顧問先様で、会社側では、仕訳は作成しないが、給与計算は自社でなさっていて、手計算で紙の給与台帳を毎月作成しているケースでの事例である。
- 当事務所では、会計・税務周りと年末調整を担当しているため、上の給与台帳データを受領し、弥生給与にコピペする感覚で入力する。
- その給与台帳では、「介護保険料を健康保険料の欄に含めて」いる。
以下の、①案 又は ②案 のいずれがベターか?
①案
入力結果の検算のやりやすさを重視すると、入力時も「」のように計上されるのがベターである。
この場合、仮に、「弥生給与の社会保険の設定画面で、介護保険料を分離する」と、出力も分離されてしまう。
「健康保険料と介護保険料の各金額を合算し、でも出力は合算する」という機能は、弥生給与には、無いことになる。
そのため、
- 健康保険料の料率欄には「健康保険・厚生年金保険の保険料額表」の「介護保険第2号被保険者に該当する場合」の方の料率を、健康保険料の料率の画面に入力し、
- 介護保険料の料率の設定画面には、ゼロと入力する、
とすることが考えられる。
②案
他方、こうすると、以下の点で不具合を生じる可能性がある。
- 介護保険料は、40才から64才が対象だが、それ以外の、対象外の従業員の健康保険料に介護保険料がオンされてしまう。
- 介護保険料がゼロで計算されるため、給与から源泉されているにもかかわらす、源泉されていないと処理されるリスクがある
点が課題である。
結論
①案
理由
以下の理由による:
やはり毎月の処理のやりやすさを第一に考えると、①案。
②案の懸念は、社会保険の手続きの過程で会社側で気づいてくれる期待もある。
補足
特記事項なし
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