法人税等の確定申告書(一部消費税を含む)の作成でお勧めの参考書は?

問題の所在

法人税の申告書の参考書はあまたあるが、どれがおすすめか?

 

結論

これ。

STEP式 法人税申告書と決算書の作成手順

 

理由

  • 申告書に記載すべき金額の算出にも触れている。
  • 地方法人税にも触れている。
  • 修正申告等にも触れている。
  • 金額例が実際の、リアルに近い。
  • 申告書の入門書、初級者用の解説本にありがちな、別表4と別表5(1)の連動性にことさらフォーカスしていない
    (私見では、損金になるかならないかを理解していることが肝要で、別表4と別表5(1)は各々あるべき金額を記載し、両者の連動する金額は最後にchとしてみるくらいでちょうどよい)
  • B4版なので見やすい

 

補足

別表を作成する順番は、法人税申告書作成ソフトによって若干異なる(制約がある製品もある)ので、この本で紹介する順番ではなく、ソフトの仕様に従うことは当然である。

記載例の感じが大阪府が前提であるが、都税の申告書の記載例も同梱されているので問題ない。

以下の本も、記述は悪くないのであるが、読みにくいのと、別表4の書き方を「納税充当金をいわゆるグロス方式」で統一している点がイマイチである。
(私見では、損金になるかならないかを理解していることが肝要で、別表4と別表5(1)は各々あるべき金額を記載し、両者の連動する金額は最後にchとしてみるくらいでちょうどよい)

別表四・五(一)を中心とした 法人税「申告・修正申告・更正後の処理」の実務Q&A