あえてレッツノートSV7を購入した理由は?

問題の所在

★レッツノートSVがいわゆる「いいノートパソコン」であることに異論はない。以下での記述の目的は、現時点での私の業務上、費用対効果的に見合うか否かの検討である。

 

ノートPCは仕事上、必須ですが、ノートPCについては、ピンからキリまであります。

監査・税務で、いわゆる仕訳テストや、仕訳日記帳を全部エクセルに取り込んでピボット分析を行うことや、zoom会議などでパソコンのパワーが求められるため、エクセルは64ビットを使うことと併せて、現時点でのノートPCを購入する上での最低スペックは、

  • ストレージ → SSDで、かつ、256GB
  • メモリ→ 8ⅯB(←4MBでは不足)
  • CPU→ インテルCORE i5

でしょう。

これ以外は、マストではないでしょう。そして、このスペックだけで探せば、10万円を切る新品のノートパソコンもあります。

したがって、レッツノートSVと、他の廉価なノートパソコンとは、オプションがない状態で、15万円以上の差があります。

 

結論

今の私の使い方の場合、以下の理由により必要。分析してみて、

  • 周辺の要素は、なんとかなる
  • したがって、基本性能と好みとサポートの3つを最優先にするべきである。私の場合には、突き詰めると、
    • 複数のウィンドウを開けてもストレスなく動くし、また処理が速い(グラフィック処理は不要で)
    • サポートはヘルプデスクも充実しているし、秋葉原に当日持ち込み可の直営店がある。
    • 高額であると認知されているブランドが、ITの仕事もしている点で都合がよい。

 

理由

個人差があるとは思いますが、レッツノートが売りとしている以下の点についても、私どもの使い方だと、

  • ◎バッテリーの持ち
    外出先でACアダプターを使用する必要があるかどうかで考えると、公表値は20時間で、以下の使い方をすれば、出先でACアダプターを持ち歩く必要がない。

          • dropboxを契約・使用する場合、充電しないと電源をあっという間に消耗し、6時間が限界。なので、出先で使用する場合(昼休みを含め8時間強)では、「朝いちばんで「機内モード」にし、メール受信はスマホで代替し、まとめて返信する」などにより、ネットには必要な都度だけ接続することで、外出先にバッテリーを持参しなくて済むメリットは大きい。
            「手間だなあ」と思うかもしれないが、ネットに接続しないことで目の前の作業に集中するメリットもある。
  • 〇頑丈さ(保険の意味)
    現在、使用しているビジネスバックが丈夫なタイプであること、キャリーに入れる際には緩衝材付ケースに入れていること、他社のノートパソコンも相応に強度があること、等から、直接的にはメリットは感じないのであるが、、、、、、メインのパソコンであり、業務のすべてのアプリをインストールしているなので、故障リスクを避ける意味で、頑丈であるというのは安心感である。
  • △ACアダプタ
    他社のPCより充電パワーが必要だからかもしれないが、他社のものに比してやや大きく、コードがごつい。
  • △△独自のホイールパット(マウスパット)
    小さく使いにくい。むしろ他社の方がまだマシ。なぜこれに拘るのかが不明。宣伝文句に「ブラウザーを見やすい」というのがあるが、ブラウザーを眺めることが業務のメインである人は稀であろう。
    そもそも、タテのサイズが短い。パームレストのスペースを確保する意味でこれを広げてよい。何か考えがあるのかもしれないが、空冷スペースも広がるであろうし、macのマウスパットのように、広くサイズも取れるハズ。
    この欠点のため、マウスが必要になる。
  • △△左の、fnキーとctrlキーの位置が、左右で逆
    パソコンへの入力作業で猫背にならないよう、事務所では、外付けキーボードで使用している。
    その外付けキーボードのキー配列は標準的であり、fnキーとctrlキーがレッツノートと逆であるため、しょっちゅう操作間違いが生じる。
    苦笑するのが、双方の位置を逆にできるユーティリティソフトが組み込まれている点である。(最初、冗談かと思ったが)
  • △DVDドライブ
    ソフトのインストールは、今は、ダウンロードしてインストールするのが普通。数年に1度しか使わないため不要。必要が生じたら、事務所で、5千円程度の外付けドライブで十分。
    (なので、最初からSVでDVDドライブ無しのタイプを購入すればよい。若干安くもなるし。)
  • ◎軽さ
    会計士・税理士の仕事柄、ノートパソコンは99%携帯するし、カバンの中には、その他書籍等も同梱するので、少しでも軽いのが助かる。
    なお、以前は、出先で、「こちらがパソコンを操作して、その後、ひっくり返して、相手に画面を見せる」を繰り返していた点でも軽い点がメリットであったが、最近は、zoomやchatworkで、目の前に相手がいても、ネットを介してお客様自身のパソコンで私のパソコンの画面を共有するので、この点でのメリットは小さくなっている。
  • 〇画面の解像度
    細かいと眼が疲れない。この点はあまり注目されないが、毎日そう5時間以上はモニターを見ているので、重要!。
    この点、レッツノートの画面の解像度はいわゆるフルHDで細かいのであるが、最近はWindows製品の他社のノートパソコンも相応の価格帯のものは同じフルHDであり、優位性は小さい。
  • 〇ノングレア画面
    目が疲れない点で〇。
  • 〇△ブルーライトカット
    は〇だが、そのせいで、画面が黄色かかって見える。
  • △独自のリーフ型キーボード
    まず、冷静に考えると、ノートPCのキーボードの品質は、パソコン作業効率上、対して影響がない。
    自分のノートPCのキーボードのストロークやキーピッチやキータッチなどが自分に違和感がなければ、そのまま使えるというだけであり、違和感があれば、外付けのキーボードを並行して使えば足りる。

外出先で、大量の入力をする職種はまずない。大量の入力は自社や事務所で行うハズである。
大量の入力をしない状況であれば、キーボードが若干、自分のフィーリングに違和感があっても、入力はできる。
会計監査業務に従事する場合には、考えながら入力するため、入力スピードは要求されない。税理士業務では、外出先で大量のデータをキーボードから入力しているようでは効率化できないので、行わない。

入力していて、キーがカチャカチャと音がしないが、いわば先生商売なのでお客様に対しこの点を気遣い必要はないのでどちらでもいい。

バックライトがないが、暗いところで作業することは先生商売では想定する必要はない。

むしろキーが1つ1つバラバラでないため、1つ破損すると公式ショップでは全部を取り換えることになる。(裏技として、ネット上で、バラで売っているショップで通販で購入する)

  • △空冷ファン
    SZよりはうなる頻度は少ないが、それでも、うるさい。
  • △コネクタ数(拡張性)
    LEC会計大学院の授業や、客先で、プロジェクターに接続するのに、昨年からすべてHDMIで済んでいる。古いコネクター周りは、もう不要。
  • ◎USB3.1 Type-Cポート
    (特殊な使い方かもしれないが)外出先で、15インチの外付け携帯液晶モニターを使用する際に、ここから電源を取れるのが助かる。また、ACアダプターでない、汎用の充電池もここから接続可能である。
  • ◎サポートの電話での問い合わせが年中無休である
    現在のパソコン体制は、レッツノートとDynabookの2台体制であるが、税務ソフトと会計ソフトと給与計算ソフトは、ロイヤリティの制限で1台しかインストールできないため、レッツノートのみにインストールしているので、レッツノートの不具合が、即業務の停止に直結してしまう。
    その弊業務のBCP(事業継続計画)上も、不可欠である。
  • ◎秋葉原にある、レッツノート直営の修理カウンタ―
    当日の混み具合にもよるが、持ち込み可なのは助かる。(一度、利用した。)
  • ◎テレワークでの、カメラとスピーカーとマイク
    「ビデオ会議時に便利な、高画質カメラ/マイク/ステレオスピーカー」(出典:レッツノートサイト)
    https://panasonic.biz/cns/pc/prod/note/sv_dless/usability.html

    これは法人モデルの説明であるが、法人モデルは通常コスト削減でチープになるので、個人モデルは、これ以上であろう。
    特に、アレイマイクは、ノートPCでは、ちょっとググった範囲で、Lenovoの上位機種や、DELLの15万円以上のノートパソコンくらいしか標準で搭載されていないと推察される。しかもステレオタイプである。(例 マウス社の一部の製品に搭載されているアレイマイクもモノラルである)
    以上の点をややかみ砕いて解説したのが下の記事:
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    モバイルノートではあまりスピーカーの出番はないように思えるが、テレワーク化が進むビジネスの現場では、音声チャットやビデオ通話を利用する機会も増えてきている。円滑なコミュニケーションのために、音声再生品質が向上するメリットは大きいだろう。また、出先でデモ動画を再生する、休憩中に動画サイトを楽しむといったように、ほかにも利用シーンはある。こういったときにステレオスピーカーであれば、より聞こえやすい音量で再生できるのがメリットだ。音がらみでもうひとつうれしいのが、カメラ周辺に2つのアレイマイクを装備していること。左右のマイクから音声を検知して、周囲の雑音をカットしてくれるため、自分の話声が相手へクリアに届くという利点がある。出張先からビデオ会議へ参加する場合や、急な連絡のために音声チャットが必要となった場合でも、SV7が1台あればしっかりと対応できるわけだ。
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    また、最近のレッツノートのhpでも、以下の記事がアップされている:

    https://panasonic.jp/cns/pc/appli/telework/taizen/#tab01-block02

(一部抜粋)

  • レッツノート一台で完結 外付けのカメラやマイクは不要!

    テレワークでは、社内・社外問わずコミュニケーションのべースはWeb会議が中心に。特にクライアントへのプレゼンテーションに関しては、「いかにスムーズかつ分かりやすくWeb会議を進行できるか」が仕事の質に直結します。そのためにおさえておきたいのが、Web会議に使用するノートパソコンの「Webカメラの解像度」と「マイク・スピーカーの品質」。レッツノートは、プレゼンテーターの表情をくっきり鮮明に映し出すビジネスモバイルPCでは高品質の207万画素(Full HD)Webカメラ、イヤホンを接続していなくても相手の声を聞き取りやすい高音圧のステレオスピーカー※2、周囲の雑音をカットして、正面の話し手の声をしっかり拾うアレイマイクを標準搭載。レッツノートなら、本体だけでも快適なWeb会議が行えます。
    ※2 LVシリーズ、SVシリーズ、QVシリーズのみ搭載

     

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    なお、スピーカーは、zoomの際にはオフ設定がデフォルトのようである。これはマイクとハウリングすることを回避するためであろう。

マイクについては、オンラインの授業でも会議でも、これが一番重要。実際に対照実験した結果、内蔵マイクiphone6の付属のイヤホンの一部のマイクでの音声よりは聞こえやすいとのことであった。

カメラについては、テレワークMTGでは、パソコンに資料を映す時間が99%強なので、自分自身を映すカメラの性能は、外付けカメラほどの機能は必要でない点で、この内蔵のカメラの品質で十分であろう。
ただし、ノートパソコンの内臓カメラの欠点としては、レンズが小型のため、(会社では部屋が広くて電灯が明るいので問題ないが)自宅でのテレワークでは、明るさが取れない点が挙げられる。
ノートパソコンの中では、最高の品質のものを搭載しているようであるが、それでも画素が207万画素と、一昔前のコンデジよりも粗いのには苦笑してしまう。

  • ◎ブランディング
    「値段が高いパソコン」という認識があるため、客先でパソコン作業をするときに、映える。
  • 〇OS
    Windows11かつ64bit であることは、会計ソフト、税務ソフトを使用する上では、メリットはなく、実際にインストールするアプリの大半は、32bitになるので、意味がない。

 

補足

総括的に言うと、ウィキペディアの解説が的を得ている:

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特徴

高価でも全体的に高い品質を前面に打ち出した製品により長く顧客の信頼を繋ぎ止めている。

発売以降、ほぼ一貫してモバイルPCに徹しており、販売ターゲットは、同じノングレア液晶でマグネシウムボディのビジネス向けという特徴が近いレノボのThinkPadXシリーズと競合している。hp社、dell製品などもライバルとなる。価格設定としては他社製品が廉価になってきたのに対して依然としてその3倍程度の高い価格帯を維持しているが、他社よりもスイッチオンからの動作の最適化が進んでおり起動が速く用途や画面サイズの競合する機種同士では300グラム(ジュース一本分)ほど軽く、自社製の強みのあるバッテリー持続時間も長い

(以下、省略)
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また、MACのノートブックは魅力的ですが、税理士業務だと、Windows対応のアプリしかないものがあるため、選択外です。

しかし、ノートパソコンを選定しようと比較すると、マックの長所・利点は、ユーザーニーズに合致していると感じる。(欠点は、内蔵カメラがチープなことくらいか。キーボードも改善されているし)

なお、税理士業務では、動画等は使いませんが、資料を複数参照するため、数多くのエクセル、pdfファイルを開きっぱなしにすることが多いので、やはりノートパソコンの基本スペックはケチらない方が良いと思います。