決算書をエクセルで作成する場合の、小計、中計、合計に使う関数は?
1.問題の所在
決算書には、小計、中計、合計が複数あることが少なくありません。そこで合計と言えば、SUM関数を使用しようとしますが、中計の計算式で、=小計のセル*+小計のセル*+・・・と、対象となる小計を目視で拾うやり方でしようとする方がいらっしゃいますが、ミスの原因になります。
2.結論
SUBTOTAL関数を使用します。
例えば、中計を計算する際に、
- 該当する小計の範囲の全部をSUM関数の範囲にしてしまうと、算出結果は正しい金額の2倍の金額になってしまいます。
- 該当する小計の範囲の全部をsubtotal関数の範囲にすると、(重複カウントはされずに)正しい金額が表示されます。
参考リンク:
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/exceltips/1084233.html
3.理由
ポイントは、「SUBTOTAL関数は、余計な気を遣わずに正確に算出してくれる」ことを理解しておくことです。
例えば、よくある状況で迷ってしまうのが、
- 中計の集計の際に、小計(2行以上)に交じって、数字1行だけの行が含まれているケース
があります。でも結論からでも、このような行も、subtotal関数はきちんとカウントしてくれます。
ですので、SUBTOTAL関数を使用する際には、細かいことは気にしないで済むのです。
4.補足
subtotal(A、B:C)の引数のAは「9」だけ覚えておけば十分です。
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