(旧聞に属する話で恐縮ですが)川崎市の「SDGs・脱炭素化取組支援融資」を使っての借り換えのご提案

要旨

要は、

・脱酸素の取り組みの簡単な対応をするだけで、借入の保証料の30%を川崎市が立替支払い。

・脱酸素の取り組みを本格的な対応をするだけで、借入の保証料の100%を川崎市が立替支払い。

特に、従来、保証協会の保証付きの融資を受けている場合、それからこれへ借り換えると、従来の分の支払い済の保証料のうち未使用分がキャッシュバックされる、という意味で、二重のメリット!

 

以下の記事が詳しい:

SDGs・脱炭素化取組支援融資

https://www.city.kawasaki.jp/jigyou/category/77-33-1-1-1-0-0-0-0-0.html

 

補足

そもそも川崎市や神奈川県は利子補給などの補助金が当たるメニューを公表している。中小企業における金融機関からの融資は、そこから金融機関がテキトーにピックアップして提供しているだけ。

そのメニューに新しいものが追加された、ということ。

 

そもそも保証料は、返済不能になったときの保険料であり、それを金融機関ではなく借り入れる中小企業が負担するのが変な構造。

そして、「保証料を払うから、金利をその分、抑えますよ」という詭弁がまかり通っている。

本来、金融機関が中小企業を目利きして、信用リスクを評価して、リスクがある企業にはリスクプレミアムとして金利を応分にオンする、というのが本来の姿である。

しかし、日本の金融機関にはそんなリスク、違った、スキルはないため、中小企業へ資金が行き渡りにくい。

そこで役所が保証協会という外郭団体を設け、保証料を中小企業側に転嫁させる構造にして、信用金庫等から中小企業に資金を行き渡らせている、という、情けない構造。

金融庁は信用金庫等の再編を促しているが、この構造があり、これにしがみつく限り、地方の信用金庫は潰れないので、再編も進まないのが皮肉 (^o^)。