k様用)ノンバンク融資を勧めない理由は?
問題の所在
お客様で、川信から追加融資が降りず、政策金融公庫で新規融資も厳しい中で、ふと、ノンバンク融資はと思い、ググったときの備忘メモ。
結論
ダメ。
理由
以下の記事が参考になる:
中小企業が安易にノンバンクからお金を借りてはいけない理由 2025年7月7日
(以下、一部抜粋)
信用力の低下というシグナルを金融機関に与える
金融機関の目線では、「ノンバンクから借入がある=銀行から資金調達できない状況」と捉えられます。これは、事業の信用力がすでに損なわれているというシグナルです。ノンバンク借入は、金融機関に対して“この会社は危ない”という警告灯を自ら灯すようなものです。
借入条件が極めて厳しい
ノンバンクの貸出金利は、法定上限ギリギリの年15〜18%が一般的です。一時的なつなぎ資金のつもりが、返済のために再度借入を繰り返し、「自転車操業」に陥る企業が後を絶ちません。このような構図は、財務体質を急速に悪化させます。
事業再生や公的支援制度が使えなくなる可能性
国の支援制度である「405事業(経営改善計画策定支援事業)」や、信用保証協会の新規保証付き融資などでは、ノンバンクからの借入が“制度利用不可”の要因となるケースがあります。
なぜなら、これらの制度では「債権者間の調整」や「持続可能な返済計画の立案」が求められますが、ノンバンクは個別対応や条件変更に応じない場合が多く、制度全体の前提が崩れてしまうからです。
資金使途の不透明性と改善効果の乏しさ
ノンバンクからの借入は、しばしば「急場しのぎ」「当面の資金繰り」に使われ、本質的な経営改善につながらないことが多いです。経費の垂れ流しや赤字体質を温存したまま、さらに負債が積み上がる構造は、事業の将来性を確実に蝕みます。
金融機関や支援機関がノンバンクを嫌う理由
ではなぜ、金融機関や再生支援協議会、保証協会などがノンバンク借入に敏感に反応するのでしょうか?その背景には、次のような合理的なロジックがあります。
観点 | ロジック |
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信用評価 | ノンバンク借入=信用棄損の証左 |
財務健全性 | 高金利ゆえ返済負担が大きく、持続性が低い |
再生支援 | 全債権者調整にノンバンクが応じず制度活用が困難 |
倫理性・統治性 | 自転車操業の継続は経営責任上問題と判断されやすい |
審査妥当性 | 保証協会や金融機関の与信判断でマイナス評価 |
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補足
では、資金繰りが厳しいときにはどうすればよいのか?
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