B様用)社長借入金(トヨタカード)a/cの残高調整で、個人名義でトヨタローンで購入したアルファードのローン返済分の調整仕訳は?
問題の所在
以下の事例:
・個人事業主のときに、トヨタローンでアルファードを購入。
・法人成りした際に、(利益率が高く、経費を計上したい前提で)法人名義へ変更する前提で、
(0)前提で、個人名義の普通預金、クレジットカードは、普通預金(個人)a/c、社長借入金(○カード)a/cで法人の帳簿へ計上し、
(1)譲渡益(譲渡所得)が生じないよう、個人事業主の最後の確定申告での簿価で引き継ぎ、一応、社長借入金(債務)a/cで計上。
(借)社長運搬具 5,446,543円 (貸)社長借入金(債務) 5,446,543円
(2)減価償却を(営業用には別途、会社名義の外車があるため)こちらは仕入業務用なため100%計上。
(3)アルファードのローン債務自体は個人債務なので、会社に引き継がず
(つまり、「(借)社長借入金(債務)xx (貸)長期未払金(アルファード)a/c xx 」は計上しない)
(4)実際、1期目の帳簿を見直したところ、
法人成開始の令和5年1月末以降、6月までのトヨタファイナンスの毎月の普通預金からの口座振替金額は最大で4万円程度なので、毎月82,900円のアルファードのローン返済分は含まれていなかったと推察され、7/1のトヨタファイナンス振替分の15,647円と別に)7/4にエネオスカード設定としてラウンドの20万円の口座設定支払があり、8/2にトヨタファイナンスの口座振替金額が222,804円に急に増加しているため、ここでアルファードローンとエネオスローンの返済のオンが開始になったと推察される。
同12/31に訂正仕訳で、12/4のトヨタファイナンスからの支払いのうち、82,900円を、(本来、社長借入金(債務)a/cが正しいところ、誤って、社長借入金(返済のみ)a/cへ振り替えている。
(5)2期目の帳簿を見直したところ、
毎月のトヨタファイナンスからの支払いからの振替はゼロである。
★なお、エネオスカードの振替分の振替も、1月と2月だけで、3月以降12月までゼロ。
(6)3期目の帳簿を見直したところ、アルファードローンとエネオスカードの返済分は振替ゼロ
↓
以上のように、このアルファードのローン分の返済が、トヨタカードの返済に勝手に(!)オンされていて、社長借入金(トヨタカード)の借方計上過大な状況で3年目になっているので、残高の調整仕訳を作成するが、その際に、「社長様が繁忙で、なかなかアルファードの法人への名義書換に行けない」ので、当面、個人名義のままでも税務上、問題ないようにする。
結論
令和7年4/1付けで以下の修正仕訳:
(借)社長借入金(債務) (注1)82,900円 (貸)社長借入金(返済のみ) 82,900円
(注1)上の「問題の所在」の(4)の、1期目の12月の仕訳の科目訂正。
(借)社長借入金(債務) (注2)1,575,100円 (貸)社長借入金(トヨタカード) 1,575,100円
(注2)返済予定表に着色した、ピンクから緑の間の返済額 82,900円×(返済回数 17回から36回まで ▲上の12月の1回分)=82,900×19回=1,575,100円
理由
特記事項なし
補足
特記事項なし