開始貸借対照表とは?

問題の所在

第2期目の期中で、顧問先様が某信用金庫へ借入の申込を相談し、幸い決算状況等が問題ないため実行と相成ったのだが、

信用金庫から求められる資料の中に、「開始貸借対照表」とあったが、、、

① (2年以上前の)設立時

② 2期目の期首のBSのこと?(=1期目の決算書のBSのこと?)

なお附随事項は以下:

・個人事業主で2月頃に1期営業して確定申告をし、翌年の2月に法人化。

 

結論

純粋に期首BSは貸借全部がゼロ円だが、

・在庫受け入れ

・債権受け入れ

・資本金計上

した直後のスタート時点=開始時点のBS、ということ。

★だからエクセルで作成 (^^)

理由

ググって最初にヒットしたのが以下:

開始貸借対照表とは?会社設立時の会計や作り方の注意点(テンプレート付き)

開始貸借対照表とは?会社設立時の会計や作り方の注意点(テンプレート付き)

(以下、一部抜粋)

個人事業主が法人成りした場合

個人事業主が事業を拡大するなどのために会社を設立することを法人成りといいます。法人成りをした場合には、個人事業として業務を遂行していた時からの資産の引継ぎと、それに伴う経費処理をしなければなりません。法人の資本金額や引継ぐ資産の価額によって反映される財務状況が異なります。

特に法人成り後の開始貸借対照表を作成する際は、法人設立前日の個人決算書の貸借対照表項目を確認し、法人に引継ぐ資産や債務を決定します。法人に引継ぐ債権や資産については時価を反映しなければならないことに注意が必要です。

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補足

上のリンク先の記事の以下の解説も参考になる:

(以下、一部抜粋)

 

開始貸借対照表の作り方

開始貸借対照表は、法人設立時点での財務状況を反映したものです。通常、法人の設立時点では取引がありませんので、基本的には資本金額のみを記入することになり、「資本の部」と「純資産の部」が一致することになります。

もっとも、個人事業主が法人成りした場合には、資本金のほかに引継ぎ資産についても反映した形で記載することになります。たとえば、棚卸資産や固定資産は、法人が個人から買い取ったものとして処理します。それぞれ、時価を反映して計上することが重要です。

なお、法人設立日以降に発生した売上や費用について反映する必要はありません。

開始貸借対照表を書く際の注意点

開始貸借対照表を作成する際には、資本金額を正確に反映することが重要です。

個人事業から法人成りする際には、商品やパソコンを引継ぐのであれば、会社の資産として代表者から買い取る形になります。その際、取得価額や耐用年数などは改めて算出する必要があります。

また、個人所有の不動産を法人に譲渡する際には、所得税や消費税が課税される場合がある点にも注意が必要です。登記手続きも必要になるため、司法書士などの専門家に相談しましょう。

開始貸借対照表は資産の引継ぎに要注意

開始貸借対照表とは、会社設立時点での貸借対照表のことをいいます。通常の貸借対照表が事業年度ごとの資産と負債とを計算しなければならないのに対し、開始貸借対照表は法人設立時の財務状況を反映しているもののため、通常は資本金の記載のみです。

もっとも、個人事業主が法人成りする場合には、資産の引継ぎなどの状況も反映しなければならず、債権や引継ぎ資産の時価を把握しなければならない点に注意が必要です。

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