当事務所用)源泉徴収票の摘要欄に「年調未済」と記載しなければいけないケースの考え方は?

問題の所在

会社の年末調整を実施する際、以下のケースで、源泉徴収票の摘要欄に「年調未済」と印字するのか否か、悩ましい:

例1)年末調整で、一部の情報がない人(例 生命保険控除だけが間に合わない人)

例2)従業員だが、個人で確定申告をする人(例 副業、医療費控除等のある人)

特に役員の方の源泉徴収票は、税務署へ提出することが多いため、迷う。

 

結論

年調「未済」の意味が、

・not 個人の所得税が多めも少なめもなく、もう確定申告した状態と同じ金額まで調整が未了

・but 少なくとも多めな金額までの調整は未了

上の、例1),例2)とも、上の意味に合致していないから、年調未済とは印字しないし、

・会社は、扶養控除等申告書だけの情報で年末調整を行う。

・年末調整を行ったのだから、年調未済とは印字しない。

 

理由

前提は以下の①②③:

① 確定申告は、(所得が2000万円超の人を除き)会社は必ず実施する義務あり。

② 主な勤務先には、扶養控除等申告書の提出義務あり ★保険料控除申告書は提出は義務ではない

→ 扶養控除等申告書を未提出の場合、会社はその人を「乙欄」と扱わなければならない

③ 保険料控除申告書だけを未提出でも、年末調整はした、と言える

→ 上の③の解説は以下の記事が参考になる:

年末調整は義務?確定申告する場合の会社員には不要か

https://allabout.co.jp/gm/gc/295902/

(以下、一部抜粋。太字は筆者)

もう一方の保険料控除申告書は、生命保険料控除や地震保険料控除などを受けるために提出します。こちらは「どうせ確定申告するから、生命保険料控除もその時に申告しよう」とお考えの方は、特に提出しなくても大丈夫です。もしくは、会社から出すようにいわれたら、ハンコだけ押して提出しておけば問題ありません。年末調整が強制ということと、年末調整でどの控除を受けるのかは別のハナシです。

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補足

だから、年調未済とは、「期中の中途入社」くらいに限定されることになる。★副業の人は乙欄になりそこでは源泉徴収票は不発行のため。

また、上と同じサイトの別の以下の記事で、年調未済となる・ならないについても解説している

「年調末済」とは?年末調整されていない源泉徴収票をもらったら?

https://allabout.co.jp/gm/gc/295780/

(以下、一部抜粋)

年末調整が済んでいるかどうかを見分けるポイントは次の2つです。

1.所得控除の額の合計額が入っているか?
源泉徴収票の中に「所得控除の額の合計額」という欄があります。ここが空欄であれば年末調整が行われていないということになります。年末調整を受けている場合、どんな方でも380,000円の基礎控除を受けられるので、この欄にも最低でも380,000円と入っているはずです。

2.乙欄にチェックがはいっているか?
乙欄というのは、簡単にいうと休日だけのアルバイトなど、副業の会社の源泉徴収票ですよという印です。副業の会社の源泉徴収票には、「乙欄」という欄に※などでチェックが入れられているはずです。

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