コツシリーズ)試験直前期から考える、公認会計士試験(論文式)に合格する勉強法のコツ

問題の所在

自分が公認会計士試験を受験していたころや、今、会計大学院で監査論を教えている中で、公認会計士試験の過去問をみて、改めて思うことの備忘メモ。

 

結論

・計算科目と言われる、会計学(旧簿記)又は管理会計(旧原価計算)が、

・専門学校の答練や模試の問題で得意であること、

が必要条件である。

 

理由

・受験1,2回目の方にとっては、直前期が重要である。これは大学受験の現役生にとって同様に考えれば、言うまでもない。

・その直前期には、「理論科目のQ&Aを回す」のが効果的である。理論科目は、つまるところ暗記なので、大学受験での有機化学や社会のように直前に詰め込むのが効果的である。

・計算科目が苦手意識があると、この大事な直前期にも、毎日何時間も計算科目に時間をとれらてしまう。

・大学受験に引き直せば、計算科目は現代文や数学や物理であり、理論科目は有機化学や社会であろう。前者は実力が付けば数日やらなくても実力は落ちない点も似ている。

なお、「本番では専門学校のような計算問題は出題されない」という方もいらっしゃるかもしれないが、上の主旨は

「本番で、計算問題で他の受験生より多くの点をgetすること」ではなく、「直前期の学習時間中に、計算問題に時間を割かないこと」

である。

 

補足

より突き詰めれば、「直前期に計算問題をやりすぎないようにする」ともいえる。

ただ、計算問題の実力がないと、つい勉強してしまう、のが計算問題。