納期の延長の特例を申請・適用している法人の、第六号様式、第二十号様式の「~のうち見込納付の金額」欄の記載方法は?

問題の所在

納期の延長の特例を申請・適用している法人でも、実務上、利子税の節約で、5月末までに(実質、確定申告書を完成させて)納付を済ませてしまう。これは、中間納付や予定納付とは言わず、「見込納付」という。

。。。で、今日、弊顧問先様の経理担当の方が作成された、法人税の第六号様式、第二十号様式をレビューしたら、、、、末尾に「~のうち見込納付の金額」という欄があり、そこに金額が記入されていた(+次の「差引」欄はゼロ円)。。。。

<第六号様式>例1

<第二十号様式>例1

過去、同じ見込納付がある法人での申告書の作成に不安が生じ、引継ぎ案件で見込納付があった申告書の前任税理士の申告書をchしたら、以下の通り、「~うち見込納付額」欄はゼロであった。 ★ちなみにこの申告書は訂正等はなかった:

<第六号様式>例2

<第二十号様式>例2

一体、どちらが正しいのだろう?

 

結論

例1の方。

ただし、実務上、例2の記載でも、訂正なく受理されているよう。。。

 

理由

第六号様式の記載要領の該当箇所が以下:

私見であるが、、、、例1が正しいのに、例2で間違えて出す輩が多いので、県税、市税、都税側で運用で受理している気がする。

 

補足

納期の延長の特例の提出先は税務署宛のみであり、県税、市税にはない。

なので、県税、市税の方では、「~うち見込納付額」を書いてほしい、欲しいが強制ではない、だから納税額と一致している法人については、スルーしている、

ような気がする。