格安料金の会計事務所の例は?

問題の所在

いわゆる格安料金の会計事務所の特徴をまとめたもの。

★すべての格安料金の事務所がこうだというのではありません。

 

結論

以下の通り(なお、説明調で):

 

月8,000円にすること自体はカンタンに可能です。そのようにやっている会計事務所を知っています。

  • 月8,000円と言っておいて、実は毎月はやらない、
  • 節税の提案もしない、
  • 給与計算もしない、
  • 質問も相談も受け付けない、
  • 例えば、「アルバイトの担当者に「1年分を6万円」でやらせて、9万6千円(8千円✕12か月)-6万円=3万6千円をピンハネする、
  • 役員向けの節税保険の勧誘を執拗にする、

というやり方です。

その会計事務所では、仕訳はテキトーに作成する(!)のだそうです。
同じ税理士として、税務調査等に当たって、帳簿要件を満たさない場合、最悪、青色申告を取り消されるペナルティが課されるリスクもありますし、消費税の追徴課税のリスクもあるのではと質問したところ、
「だって、税金が多めに出るようにしておけば、税務署も指摘無いでしょ」
「だから、消費税の免税事業者しか、この値段ではやらないの」
と割り切っていたのにはビックリしました。

その会計事務所では、税理士はチェックも何もしないそうです。
同じ税理士として間違ったら心配にならないかと質問したところ、
「だって、お客さんも安いから何も言わないし、仮に何か問題になっても安いから責任はないですよ」
と割り切っていたのにはビックリしました。

その会計事務所のビジネスモデルは、
「限りなく作業を減らして、1社当たりの利益金額は少額でも、数で利益を稼ぐ」
「生命保険会社から多額のインセンティブを得られる生命保険を、お客様の事情に関係なく売りさばく」
というものと思います。

また、実際問題として、「このような会計事務所でもいい」と判断する事業者さんがいるのであれば、需要と供給がマッチしているのかもしれません。

 

理由

特記事項なし

補足

特記事項なし