コツシリーズ)簿記、仕訳を理解するコツはない(!?)

問題の所在

簿記がわかっていると税理士と話がしやすい。

書店にいくと、検定試験対策本から、絵でわかる、世界一わかりやすい、魔法のようにわかってしまう云々のキャッチコピーで、さまざまな本があるが、たまに手に取ってみて、「これで本当にわかるの?」と思ってしまうが、、、、

 

結論

コツはない(ないと認識することがコツ)

 

理由

私自身、税理士会のボランティアで、素人の方に仕訳の指導をした経験があり、いろいろな言い換えや似た話を考えたり、書籍などで調べもしたが、「魔法のようにわかるー」だの「世界一やさしいー」だの「マンガでわかるー」だの、あるが、結局、私が20年前以上に習った説明で、仕訳の説明をしている。りんごがどうの等の例を使ったりの工夫(?)はしていても、同じ。

 

それには理由があり、、、、要するに、仕訳の理屈には、代わりの理屈がないからである。

 

だから、仕訳自体の理屈を習得するほかはない。

というと、「だから、分からなくて習得できないからマンガだのに頼りたいんだ!」と苦言されるのであろうが、だから、スポーツのトレーニングのように、「体で覚えるしかない」ということを自覚する。

 

補足

せいぜい、言えるのは、以下の2つ:

 

1.仕訳の作り方

借方、貸方、の先に思いつく方から記入する。

 

2.仕訳の内容ごとの学習する順番

まずは、

・現金又は普通預金 相互の仕訳

・相手科目が、現金又は普通預金 である仕訳

を集中的に。その後に、

・その後に、非資金仕訳(決算整理仕訳)

・会社設立時の資本金の仕訳など、設立時にしか登場しないだけの仕訳は、どこか適当なところでよく

・仕入諸掛など、スルー

・その後、実務的な、相殺仕訳は、都度