不動産所得+αの確定申告書の作成業務で、エクセルファイルはどう使う(法人税業務との対比で)?
問題の所在
所得税等の確定申告書の作成業務を定型化したい。その整理メモ。
結論
ここでは、所得税等の確定申告書の作成を、法人税等の確定申告書の作成での主な作業と対比した:
1)普通預金の通帳がある場合:
法人税業務 | 所得税業務 | コメント |
---|---|---|
・仕訳インポート◆立替経費 | 同左 ★貸方科目は当然、事業主借a/c | 弥生会計なら申告書のPLの各経費a/cへの転記も自動なため |
・仕訳インポート◆預金 | ・同左 ・青色申告計算書◆p1◆借入金利子」も、複合エクセルで ・青色申告計算書◆p3◆「地代家賃」「支払報酬料」も、科目細分化で | ・弥生会計なら申告書のPLへの転記も自動なため ・不動産所得に関係ない取引は、「事業主借/普通預金」で逃げる |
・仕訳インポート◆売上計上 | pass | 預金の仕訳インポートからで済むため |
・仕訳インポート◆給与 | NA | NA |
・固定資産台帳・減価償却費は、弥生会計AEで | ★青色申告計算書◆p3◆depは、弥生会計AEで | 弥生会計なら申告書の該当箇所への転記も自動なため |
・受取利息、受取配当金の源泉所得税金額は、ウェブサイトで直接計算し、弥生会計の仕訳の摘要欄に記入 | NA | NA |
・勘定科目内訳明細書はエクセルで | p1◆PL◆自然に必要なものを都度エクセルで | 自然に |
NA | 申告書◆源泉所得税、生命保険、社会保険 → 作成コーナーか弥生かに、直接入力 | 仕訳インポートができないため、エクセルでは集計せず、所得税画面で直接入力 |
NA | 申告書◆医療費控除 → 国税庁エクセル | お客様にエクセル台帳を作成依頼すべき |
・法人税申告システムでは、直接、入力 | (記載省略) | (記載省略) |
1)普通預金の通帳がない場合:
法人税業務 | 所得税業務 | コメント |
---|---|---|
・仕訳インポート◆立替経費 | 同左 ★貸方科目は当然、事業主借a/c | ・弥生会計なら申告書のPLの各経費a/cへの転記も自動なため ・お客様にエクセル台帳を作成依頼すべき |
・仕訳インポート◆預金 | ない | ない |
・仕訳インポート◆売上計上 | ・p1◆PL◆月別売上、が必要なため、部屋と月のマトリックスのエクセル台帳の作成が必要 | お客様にエクセル台帳を作成依頼すべき |
・仕訳インポート◆給与 | NA | NA |
・固定資産台帳・減価償却費は、弥生会計AEで | ★青色申告計算書◆p3◆depは、弥生会計AEで | 弥生会計なら申告書の該当箇所への転記も自動なため |
・受取利息、受取配当金の源泉所得税金額は、ウェブサイトで直接計算し、弥生会計の仕訳の摘要欄に記入 | NA | NA |
・勘定科目内訳明細書はエクセルで | p1◆PL◆自然に必要なものを都度エクセルで | 自然に |
NA | 申告書◆源泉所得税、生命保険、社会保険 → 作成コーナーか弥生かへ直接入力 | 仕訳インポートができないため、エクセルでは集計せず、所得税画面で直接入力 |
NA | 申告書◆医療費控除 → 国税庁エクセル | お客様にエクセル台帳を作成依頼すべき |
・法人税申告システムでは、直接、入力 | (記載省略) | (記載省略) |
理由
迷う原因は、通帳がある場合とない場合を混同してしまうから。
補足
こう見ると、事業所得+α のケースでも、あまり変わらない。
■