当事務所で misoca の使用予定を中止した理由は?
問題の所在
別の記事で請求書アプリを検討し、misoca にしようとしたが、当事務所の事情で使用しないこととした、その検討の備忘メモ。
結論
端的にいうと、見積りから回収までのプロセスの、
- 一部を代替するには不十分
- 全部を代替するにはコスト高
詳細には、以下:
misoca を導入したいと考えていた当初の理由としていたことに
当初、想定したメリット① 毎月、作成年月日を自動表示
✕な事情:
- 従来のエクセル請求書でも、右上の作成日の欄の1か所に(西暦は不要で)年日だけを入力したら、それ以下の各日付等は関数で自動表示される
当初、想定したメリット② 毎月、同じ日に、添付ファイルメールで自動送信
✕な事情:
- メール送信機能が使いにくい。そもそも自動ではなく、いちいち確認して送信する。
- また、送信した履歴が残らない
- むしろgmailで、予定送信機能で、事前に1年分、作成しておけば足りる。
- また、gmailだと、履歴が残る。
当初、想定したメリット① 顧問先の大半への請求書をこのアプリで
✕な事情:
- 「請求書の自動郵送」は、現状では、債権回収サービスの日税サービスで8割方をカバーしているため、上述の方法で手作成で郵送発送して足りる。
当初、想定していなかったデメリット
- マスタ登録が融通が利く分、各所に不統一なコピーができてしまい、「別の個所でたまたま不正確な記述を見て、戻ったら正しかった」という無用な確認が頻発する。
- PAP会員が使える請求書のテンプレート上では、当事務所の振込口座が、なんと請求書の末尾にワンラインで表示される(見にくい)
当初から、メリットとは感じていなかったこと
- 「弥生会計へ仕訳連動」は、仕訳インポートで計上するので、特に不要。
- 見積りから回収までの一連のプロセスを考えると、口座振替のサービスも利用可能だが、以下のリンク先を見ると、以下の2点のコスト負担が大きい:
- 初期費用:50,000円(税抜)
- 口座振替の月額固定費:3,000円(税抜)
Misocaの口座振替サービス
https://www.misoca.jp/payment?_ga=2.264903628.25574442.1653089273-819151454.1639029377
口座振替サービスの料金体系を知りたい Misoca サポート情報
https://support.yayoi-kk.co.jp/faq_Subcontents.html?page_id=22099
理由
特記事項なし
補足
misoca のサービス自体は悪くないハズ。要は、
- 現状の、当事務所の事情にはフィットしなかった
- アプリサービスにありがちな、「有料契約」だと、メリットが全開になる。
- 一気通貫(=見積もり、請求、回収、督促、仕訳計上)まで使うことで、メリットになる。ただ、コスト的に負担が大きい
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