建設業界における安全協力会費・安全活動費の、法人での仕訳の科目は?(併せて消費税上の課否判定は?)
問題の所在
建設業界では、下請け企業側で入金の段になって、一方的に「安全協力会費・安全活動費」の名目で値引きされることが少なくない。
この際の仕訳の科目は、
・諸会費a/c
・売上値引a/c
のいずれがベターか?
また、消費税上の扱いは?
結論
まず、科目は、当事務所では、諸会費a/cの一択。
また、消費税上は、不課税仕入。
理由
・先に、消費税上の扱いであるが、通常、他の所属業界への会費と同様に、個別の対価性がないため、不課税。
・ならば、諸会費a/cは、会計ソフト上、消費税上、不課税に設定しているので矛盾がない。
・他方、売上値引a/cにすると、法人税法上、期をまたぐと売掛金の取り消しになるので煩雑だし、そもそも会計ソフト上、消費税上、課税に設定しているから、個別修正が入り、やりにくい。
なお、まとまった解説は以下:
補足
特記事項なし
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