当事務所用)白色申告(事業所得)の帳簿をどのように/どこまで作成するか?
問題の所在
期中に法人成りをされた方の場合、その年の1月1日から会社設立日の前日までは個人事業主として確定申告をする必要がある。
ただ、個人事業主の意識がなく、青色申告の届を未提出の場合、白色申告で行うが、帳簿付けから白色申告まで、どのレベル感で効率的にやればよいのかの備忘メモ。
なお、白色申告では、以前は帳簿は不要と言われていたが、少し前から白色申告でも帳簿作成は義務になっている。
この点、国税庁からパンフレット等も出ているが、税理士目線としては、「通常の青色申告による作業からどこまで省略化していいか」という目線で記載する。
結論
以下の通り:
事業所得の帳簿付け
仕訳取込など青色申告クライアントと同じ処理にしたいので、弥生会計AEで行う(お客様側でやよいの青色申告オンラインを使用されていたら共有設定にする)。
電子申告ソフト
e-tax(インストール版)。
弥生会計AEで事業所得を作成し、以下の「書き出し」をして,e-tax側で組み込みをして送信する。
なお、以下のものは記載の理由で使わない:
- 弥生会計AEでの電子送信 → 税理士が代理送信できない
- JDL IBEXクラウド組曲Major「電子申告」 → 元となる税務申告ソフトをインストールしていないと電子申告できない
- 確定申告書作成コーナー → 弥生会計で事業所得のファイルXTX形式のファイルを取り込めない
帳簿
収支のみでOK。BSは不要。
導入ー事業所設定で、白色申告の設定にすればOK。
開始仕訳、元入金、事業主借、事業主貸など
テキトーでOK。
理由
まず、国税庁がアップしているポータルは以下:
個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kojin_jigyo/index.htm
このページの中に、
個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について|国税庁
がある。
また同じページの下に、
白色申告者の決算の手引き(一般用)(PDF/5,353KB)
がアップされている。
補足
特記事項なし
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