中間納付の仕訳を、(借)未払法人税等 xx (貸)現金預金 xx としない方がよい理由は?

問題の所在

中間納付の仕訳の借方科目は、何を使ってもいいので、特に実務上、

  • 仮払金a/c
  • 租税公課a/c
  • 法人税、住民税及び事業税a/c
  • 未払法人税等a/c

と選択肢があるが、特に最後の、

(借)未払法人税等 xx (貸)現金預金 xx としない方がよい理由は?

結論

以下の理由による:

  • 解説書で、未払法人税等a/cのケースを解説してあることが少ない
  • 別表五(二)の 当期中の納付状況 - 充当金取崩しによる納付 になるが、当然、マイナスの金額になるし、かえって複雑になる。

理由

「納税関係の取引を未払法人税等a/cに集約することになる意味で分かりやすい」という理由で採用されることがあるが、以上のデメリットが生じる。

仮払なのだから、一番無難なのは、仮払金a/c。消費税の中間納付時の仕訳科目も、通常、仮払金a/cだし。

補足

特記事項なし