税理士業務)弥生給与での、顧問先従業員の退職者の賃金台帳の作成方法は?
問題の所在
顧問先様の従業員が退職されると会社はハローワークへ諸資料を提出するが、その中に、賃金台帳が必要になる。
その作成を依頼される場合がある。その作業マニュアル。
結論
従業員が、▼2021年8月31日に退職、▼最終給与支給日は9月20日、の前提で、以下の通り:
- 弥生給与の「導入」で、当該退職者の退職日が正しく入力済であることを確かめる。
- (その年度、当月で)賃金台帳タブー退職者を固定ー集計ー「□0の行列を表示しない」にレーエクセルで出力。ファイル名は「〇〇様_賃金台帳2(当年分).xlsx 」
- セルA4「作成日時」を行削除
- 冒頭の行の「所定労働時間」の行を、行削除
- 印刷設定で「横」「シートを1ページで印刷」にして保存。
- 給与支払タブー処理月度を「前年の12月」に設定して上の作業。ファイル名は「〇〇様_賃金台帳1(前年分).xlsx 」
- セルA4「作成日時」を行削除
- 冒頭の行の「所定労働時間」の行を、行削除
- 印刷設定で「横」「シートを1ページで印刷」にして保存
- 最後、印刷か、プレビューをかけること!
理由
まず、弥生給与を使用する。
CSV出力ではなく、エクセル出力にする(適当な罫線が自動で出るため、それっぽくなる。また結局、最後、エクセル印刷設定をするため)
作成日の行は、(会社がハローワークに持参した日の直前に作成した感を出すため、)敢えて行削除。
弥生給与の賃金台帳の様式は、冒頭の数行が出勤情報が記載される。通常、弥生給与上で出勤を管理をしていないのであるが、デフォルトの設定で、240だの0だの無意味な数字が記載されてしまう。これを「出勤がゼロと誤解されるリスク」を低減するため、行ごと削除する。
列は列削除は基本的に生じない。なぜなら、退職の翌月以降は10月度給与以降が空欄で、前処理で不要な列は削除され済なハズのため。
下の行(社会保険の累計、税額等)は、事実通りであるし、あるとリアリティが増すため、削除せず、そのまま。仮に印刷して正方形に近くなっても、そのまま。
賃金台帳は2つ作る。退職時の1年弱分と、前年の通年分。
なお、「行削除」は、文字ではなく行ごと削除なので、行が詰まる(列削除も同様)
フィル名は、「 2021年〇月から2021年▲月まで 」と書いてしまうと、〇月が、労働月か給与支給日(その翌月か)が分かりにくいので、それは会社側で判断してもらうことにするため、「前年分」「当年分」と決め打ちする。
補足
保存フォルダ先は、ダイレクトにドロップボックス上で、かつ「ご相談事項」フォルダ。
今後、同様の作業をする際にも参照しやすいし、過去フォルダをコピーして作成しやすいメリットがある。
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