【2022/5/11訂正】別表八(一)中の「「総資産の帳簿価額23」の金額は普通に作成したBSの資産合計金額でよい理由は?

問題の所在

別表八(一)は、受取配当金の明細。途中に、「総資産の金額」とあるが、規定が分かりにくいので、その備忘メモ。

結論

総資産額 は、普通に作成した「BS 資産合計」でok。

 

理由

別表八 「受取配当等の益金不算入に関する明細書」

https://www.nta.go.jp/publication/pamph/hojin/tebiki2002/02/08.htm

 

  • 確定決算に基づく貸借対照表に計上している総資産の帳簿価額の合計額(繰越欠損金、両建勘定、返品債権特別勘定など資産の帳簿価額に含まれないものは控除したところによります。)を記載します。
  • 税効果会計を採用している場合に計上される繰延税金資産勘定の金額は、総資産の帳簿価額の合計額に含まれます。

 

敢えて上のように規定しているのは、

1法)通常の資産側に控除形式で表示する

2法)わざと、「貸引を負債側に計上する」

の違いで資産総額が変わるため、それを回避する、一意に確定させたいため、上でいう1法)をさせないような規定になっていると思料する。

補足

特記事項なし