従業員に現物給付をした場合の仕訳は?

問題の所在

以下での金額例として、従業員の本給の合計 100、通勤費計 15、現物給付計 10 とする。

そして、その現物を会社で購入した際に、小口現金から支払われているものとする。

通勤費だけであれば、

(借)給与 100 (貸)普通預金 100

(借)通勤費 15 (貸)普通預金  15

 

では、現物給付が加わった場合の仕訳は?

 

結論

以下の仕訳:

(借)給与 100 (貸)普通預金 100

(借)通勤費 15 (貸)普通預金  15

(借)給与  10 (貸)仮払金   10

(借)仮払金 10 (貸)小口現金  10

 

理由

要は、給与関連の仕訳では、仮払金で控除すればよい。

つい誤解してしまいがちなのは、

  • 給与としてのキャッシュアウト10はされないので、仮払金a/cで控除することが思いつかず、
  • 現物給付を購入する際に、交際費a/cなどを思い浮かべてしまう、

点かもしれない。

 

補足

特記事項なし