(税理士向け)e-taxで公開している、勘定科目内訳明細書エクセルがとても使いにくい理由は?
問題の所在
勘定科目内訳明細書の作成は、どの会計システムでも手間がかかる作業である。
一番楽なのは、実は、会計ソフトの外で、「エクセルで作成し、前年のものに要変更箇所だけ上書き修正する」方法。(以下「エクセルファイル」という)
ただ、この普通のエクセルのファイルなので、e-taxが指定する書式ではないため、電子申告はできない。
他方、e-taxのページで、e-taxへの組み込みが可能なCSV形式のファイルがアップロードされている。(以下「CSVファイル」という)
なので、
- 「エクセルファイルとCSVファイルを1つのブックにし、
- 双方の同じセルを式参照でつなき、
- CSV形式保存し、
- それをe-taxに組み込む
ことで、弥生会計(AE)と、JDL IBEXクラウド組曲Major(必要な税目)の組み合わせで、100%電子申告を目指せるのではないか?
結論
困難。
理由
e-taxのサイトの記事:
勘定科目内訳明細書及び法人税申告書別表等(明細記載を要する部分)のCSV形式データの作成方法
https://www.e-tax.nta.go.jp/hojin/gimuka/csv_jyoho2.htm
e-taxにCSVを取り込むときに、、、、科目ごとに取り込む!、、、つまり、
- CSVファイルは、科目ごとに切り出して、名前を付けて保存する(なお、ファイル名は、前半は仕様が決められているが、後半に「預金」等の文字を追加することは可能なようである)
- (なお、取り込むのは、CSVファイルを1つずつでも、指定したフォルダ内のCSVファイルを一括で取り込むことも可能である)。
なお、わかりやすい解説記事は以下:
第5回 電子申告の実務-勘定科目内訳明細書のCSVデータを作ろう-
https://www.tkc.jp/consolidate/webcolumn/023770
補足
結局、別の投稿記事で記載した、「e-taxにの画面上で、前期の入力内容を上書き修正する方法」が無難。
勘定ごとに1ファイルずつ分割されるが、ファイル名が日本語の勘定内訳そのままなので入力と確認時にストレスがない。
または、いっそ、「「決算書」「勘定科目内訳明細書」「法人事業等概況書」は紙での郵送で済ます」のが、省力化できる。
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