【2024/5/20若干の字句調整】決算を締めた(確定した)後で、消費税の計算誤りが判明した場合、決算を修正、やり直しをする?
問題の所在
決算を確定後に、消費税の処理誤りが判明することは、実務上、よくあります。小規模の会社であれば、修正してしまいますが、相応の規模の会社でも修正するのでしょうか?
結論
修正しない。
正確に言うと、決算及び法人税はそのままに、
消費税の申告用に、試算表を修正したものを非公式に作成し、消費税の申告書を作成する。
当然、3月決算であれば、5月の納付時に、帳簿上の未払消費税等a/cの金額と実際の納付額とに差額が生じるが、それは
- 5月の納付時に、租税公課a/cで処理するか
- 4月の月次で、早々に、租税公課a/cで処理する
のいずれかで足りる。
理由
・試算表上の未払消費税a/cの計上金額誤り自体にペナルティはないが、
・消費税の納付不足が税務調査等で判明したら、ペナルティ(+延滞税)が発生する。
上の結論にある処理は、決算及び法人税上は、厳密にはミス(誤謬)が残っているが、そもそも決算というものは、100%、厳密には仕訳はしていない。
補足
特記事項なし
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