中小企業・個人事業主の不動産業本② 管理編
1.問題の所在
使える本は多々あり、助けられていますが、本当に助かるレベルの本の紹介。
以下の本を理解したら、具体的にどのように管理するのかを知っておく必要がある。
2.結論
・技術評論社
理由
他書と比較して優れている点は以下のとおり:
1.目次を見ればわかるが、融資の仕組み、IT活用、税知識、試算表作成、財務諸表作成、EXCELデータ分析、と、(見方を変えると)税理士稼業的に押さえておくべき内容が取り上げられている。
★不動産業以外の情報も、他に応用できるもので、大変有用である。
2.本書中にあるとおり、難易度は高い(=税理士レベル)ので、このレベルでお客様に指導することはないが、ここまで理解しておいた上で、お客様とやり取りする必要がある。
3.著者は元SE(?)で現在はEXITを経て投資家の立ち位置のようで、本書も投資本の一環ではあるが、そのような事情から、説明が税理士っぽくなく、スマートである。
4.補足
なお本書のp156の、法人税 所得(800万円超)の税率(=基本税率という)は、23.4% と記載されているが、
平成30年以降(令和7年現在も)は 23.3% に改正されている点に留意。(DLのエクセルファイルも同様)
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