当事務所用)【2024/5/31時点】経営分析③ (法人税、消費税の予想を含む)損益予測の資料(≒経営分析)の作成方法は?

問題の所在

会計事務所のサービスの1つに、損益予測がある。

損益予測は、広義の経営分析である。当事務所は経営分析の実施には慎重ではあるが、損益予測があれば、期末の納税の試算も可能。

最初に論点を整理すると、最大の論点は

(方針1)弥生会計AEの2月、3月に仮伝票を計上する方式

(方針2)エクセルテンプレートに、弥生会計AEの残高試算表(年間推移)をcsv貼り付けで作成する方式

(方針3)経営分析ソフトを使用

→結局、双方のやり方でやってみて実務上の細部まで見て判明する。

 

結論

1)方針

・原則として、「(方針1)弥生会計AEの2月、3月に仮伝票を計上する方式」を採用する。

(・例外として、お客様の側で記帳しているG様への対応は、結局、同じ振替伝票を計上するだけ)

 

2)作成方法

・5月以降、毎月、

・振替伝票で、1月当り1伝票で、以下を入力:

・日付は、2/1と3/1。
・①売掛金/売上高で月の売上概算、
・②消耗品費/普通預金で月の費用概算、の2仕訳だけ
・③3月だけ、以下を追加:
0)法人税申告書ソフトで(繰越欠損
1)法人税等
2)税込み処理(KK社、KK社、GMA社)なら、租税公課/未払消費税、
3)弥生会計AEの固定資産モジュールから、減価償却費
・摘要欄には全行とも「02月予想」

・毎月、実績を仕訳インポートの「後」に、
仕訳日記帳ー摘要欄(T)ー「02月予想」で検索し、ヒットした全件を範囲ドラッグ選択ー削除。

・ドロップボックスにアップする月次試算表エクセルは、
①月次・期間は、範囲指定で実績の月までの設定だけで自動出力、
②年間推移は、翌月以降の列は赤色数字に着色。

 

理由

迷ったときに重宝する、比較検討は以下:

 

(方針1)「会計ソフトの2月、3月に仮伝票を計上する方式

(+3)
会計ソフトだけで足りる。
★なおシュミレーション結果は、残高試算表(年間推移)エクセルで保存しておくこと。

 

(方針2)エクセルにcsv貼り付けで作成する方式

(-8)
以下のように、エクセルを作り込むことが難しい(以下は、作成過程)

・「シート「貼り付け」に、弥生会計AEの残高試算表(年間推移)を貼り付けると、次のシート(=シート「2月面談」)に2月、3月、当期残高(合計)、の損益予測が算出される」

・さりとて、シート「2月面談」はN列までは自動参照なので、O列より右の列に、減価償却費、繰越欠損金、実効税率の情報を貼っておく。

・法人税額は、①概算ぽく、実効税率を乗じる方法、②法人税申告ソフトに代入して算出する方法、のうち①を選択。

・2月、3月の個別事情は、面談時にセル黄色着色で上書き。

・行数が顧問先により異なるため、【売上高】、【販売費及び一般管理費】等がsum関数で算出できればいいのだが、、、、ここで挫折。

 

(方針3)経営分析ソフトを使用

(ー9)
経営分析ソフトは、当事務所の帳簿の方針である「科目を細かく、補助科目は使わない」方針の場合、設定が手間がかかる。

 

補足

特記事項なし