税理士業務)e-tax(インストール版)で、電子申告する場合、ふるさと納税先が4か所以上でも、寄付金受領証明書の提出を省略できるのでは?

問題の所在

ふるさと納税を寄付金控除で申告する場合、弥生会計で寄附金受領証明書を4件以上を入力すると、以下の画面が出てきて、このメッセージの日本語だと、一見、電子申告で提出省略が取れないかのように読めるが、

果たしてそうか?

結論

いわゆる、寄附金受領証明書は、

・e-tax(インストール版)で、

・電子申告する、

のであれば、「提出省略」が可能。

理由

e-tax(インストール版)の送信票のレイアウトは以下。

青枠線の行が、ふるさと納税(寄附金)の行であり、

赤枠線が選択できる方法であるが、

・電子で提出(=pdf化して、別途、添付ファイル送信票を起こし、そこに添付ファイル化して送信)

・提出省略(=手元で紙を10年間保存)

・郵送(=文字通り)

が選択可能とされているので、税理士業務上、都合が良い「提出省略」欄にレ点をして、作成保存する

 

なお、以下の総務省の記事でも、

3.確定申告書に添付する書類
〇 寄附⾦受領書(e-Tax送信する場合は、添付省略可※)
〇 寄附⾦控除に関する証明書(e-Tax送信する場合は、添付省略可※)
※ 法定申告期限から、ご自宅等で5年間保存が必要です。

と明記されている:

ふるさと納税をされた方へ 確定申告について … – 総務省

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/file/furusato211215.pdf

補足

上の画像を見ると、医療費控除について、令和3年度の申告から、

紙で提出する場合で、

・従来)領収証等の原紙の提出が必要、

・今後)提出してもしなくてもよくなった、

が、電子申告上は、

・従来)エクセルファイル読み込みでのデータの提出が必要、

・今後)提出してもしなくてもよくなった

と、パラレルに変更されている。

(以下、JDL 電子申告システムの直近の改良説明画面)