コツシリーズ)国家試験、資格試験の論文試験の勉強法は?

問題の所在

★大学受験の科目の小論文のように、テーマ(出題範囲)が有限ではないものは以下のコツは当てはまらない可能性が大デス。

★大学院などでの、修士論文など、制限時間がなく、大量な論文には、当てはまらないです。

★凡人用です。世の中には、秀才がいます。その人には以下のコツは不要です。

★基礎的な知識はあることが前提です。

 

たとえば、公認会計士四家の論文試験や、司法試験や、IPA主催のシステム監査技術者試験などの、

・制限時間があり、

・参照不可(会社法の試験用六法などは除く)

の論文試験は、以下の方法でOK。

結論

以下の通り:

  1. 専門学校等で提供される、論文試験の問題集(問題と答案)を体系化し、再現できるようにする
  2. したがって、質のよい答案を収集し、編集・加工したりする必要がある(ただし解説はわかった後は読む必要はない)

理由

以下の事情がある:

1.試験に出題される問題は、実は、有限である。

  • 有限とは、テーマも切り口も、である。なぜなら、問題は論点が出題されるから。
  • その中心は、過去問(=過去に出題された問題)になる。★公認会計士試験であれば司法試験の問題も範疇に入れる。
  • だから、出題可能性のある一行問題と模範答案を(再現できる程度に覚えて)再現できればよい。

2.論文として再現できればよい。

  • そのためには、論点ブロックやカードではなく、答案の形で用意する。
  • 大学受験の数学の勉強で例えると(以下で、「公式集が論点ブロックやカード」に対応し、「いわゆる青チャートの例題が一行問題と模範答案」に対応し、「難関大学の過去問が資格試験に出題される問題」に対応する)
    • 平均的な大学の過去問でも、単に公式だけ知っているだけでは解けず、青チャートの例題の着眼点と指針を当てはめて解ける。
    • 難関大学の過去問になると、青チャートの例題の着眼点と指針をたくさんストックし、それを複数、組みあわせて解く。
  • また論点ごとの横断的な理解を深めるよう(=記憶の負担を減らすよう)、同じ内容の記述(例 会社法の答案では、株主有限責任や株式制度の趣旨)はコレというものを決めておく(この意味に限定して論点ブロック等を活用するのは可)。
    これは書店で売っている教材やネットにアップされている無料の教材では品質が悪い。専門学校の教材は高価ではあるが、この点の作り込みの品質が高い。
  • 答案練習会や模擬試験の事後復習では、したがって、上の事前に用意した一行問題と模範答案の組み合わせ方と再現率の出来をchする。

 

こう書くと、

1.問題に対する独自思考過程を解答できない

2.他人と同じレベルの解答になってしまう

と心配されるかもしれない。

1.については、受験生の答案のレベルは、実は恐ろしく低い ( ^)o(^ )。ので、標準的な解答で、十分、合格どころか、高得点なことが少なくない。

2.については、正解は1つなので、合格者と同じレベルの答案でOKなのである。(それ以上を望むより、他の科目に時間を割いた方がよい)

より詳細には、以下の補足にある書籍の中で解説されている。

補足

コツと書いたが、体系だったメソドロジーの一部である。それを紹介しているのが以下の書籍:

試験に受かる超効率勉強法―司法試験の合格請負人井藤公量の 単行本 – 2002/1/1

現在では、以下の書籍に衣替えされている。

資格試験<超効率>勉強法 オンデマンド (ペーパーバック) – 2011/5/1

 

もどって上の方の書籍は名著である。この本が名著たるゆえんは、著者自身がおっしゃっている通り、

(親族は秀才ばかりのようですが)本人は高学歴ではなく、その凡人的な方の方法論だから

である。

私自身の経験では、上の本は、公認会計士合格後(システム監査技術者試験に不合格の直後)に偶然、見たが、公認会計士試験のときの、当時の商法(今の企業法)と経営学で採用していた方法論と一致していたのにびっくりし、またこれでいいと確信できた。

ので、それをシステム監査技術者試験にも適用し、翌年合格した。

ただし、不合格の時には、会計士として仕事と並行していたためもあり、優秀答案を体系化するのが不足していた。

公認会計士試験に比して一層マーケットが小さいシステム監査技術者試験では、上述の「優秀答案」を集めるのに苦労する。なぜならば、書店で販売されている問題集は、この答案のレベルが低いため。ネット上で流布している優秀答案も同様。

低いの意味は、「書き込まれていない」ということ。

その点、TACの通信講座用の論文問題集は、高額ではあるが、そこが書き込まれている。また問題の数も多い。

なお、システム監査技術者試験に関して付言すると、

「パターンが有限ではないのでは?」

と不安になる方がいらっしゃるかもしれないが、これもたまに見聞きするが、「逆手をとればOK」

つまり、架空の実務経験の事例を「用意」して、システム開発、運用、保守の一連の優秀答案を用意し、本番では、出題に当てはめてさも自身の経験の体裁で記述すればOK。

ここでもコロンブスの卵である。

 

最後に、上述のことは、秀才の方にとっては、「むしろ当たり前」でもあるよう。