税理士が年末調整をする場合、やよいの給与明細オンラインよりも やよいの給与計算 の方がベターな理由は?

問題の所在

以下のケースで、やよいの給与明細オンラインに変更することは許容か?

  • A社は、従来、やよいの給与計算デスクトップ版を購入してるが、やよいの給与オンラインへの変更を検討している。
    • A社は、毎月10名程度で、
    • 「月給の本給と交通費等を入力して各控除金額を自動計算して印刷する」のを自社で行い、
    • 「年末調整と給与支払報告書と法定調書の作成提出」のを顧問税理士へ依頼している。
    • 税理士は 弥生会計 を使用している。

結論

変更はスルーし、従来通り、やよいの給与計算を使用してもらったほうがよい。

理由

年末調整業務上、扶養親族情報を、毎年入力する必要があるため。

すなわち、『やよいの給与明細 オンライン』から出力する年末調整用の賃金台帳データには、従業員の氏名や住所の情報は含まれますが、扶養親族の情報をもっていないそう。

そのため、『弥生給与』に『やよいの給与明細 オンライン』の賃金台帳データを取り込み後、年末調整を行う上で必要な扶養親族等の情報を毎年手入力する必要が生じる。

『やよいの給与計算』と『弥生給与』は、同じデスクトップアプリですのでバックアップファイルはそのまま復元を行うことができる。
また、『やよいの給与計算』で登録されている従業の氏名や扶養親族の情報はそのまま復元してデータを開くことが可能である。

その意味では『やよいの給与計算』のバックアップファイルを『弥生給与』で復元を行う選択肢のほうが、操作に必要な工程は少ないと考えられる。

補足

特記事項なし