e-Taxでの、納税者と税理士の委任関係の設定とは?
問題の所在
別件をググっていたら、お客様のe-Taxの受信確認や通知メールを、税理士のメッセージボックスに転送できる仕組みがあると知り、その備忘メモ。
結論
以下の記事:
委任関係の登録について
https://www.e-tax.nta.go.jp/uketsuke/delegation_relationships.htm
(以下、一部抜粋)
1. 委任関係の登録
委任関係の登録を行っていただくと、税理士の方は「関与先納税者のマイページ情報の参照」が可能となるほか、納税者から税理士の方へ「メッセージの共有」が可能となります。 また、個人納税者に限っては、税理士の方への「「確定申告等についてのお知らせ」の自動転送」も行われます. 委任関係の登録の流れは、以下をご確認ください。
委任関係の登録の流れは、以下をご確認ください。
- 委任関係の登録の流れ
手順 | 税理士の方が行う作業 | 納税者の方が行う作業 |
---|---|---|
1 | 税理士の方が、ご自身の利用者識別番号とパスワードでe-Taxソフト(WEB版)にログインし、「税理士カナ氏名・名称(納税者表示用)の登録」を行います。 | – |
2 | 税理士の方が、ご自身の利用者識別番号及び登録した「税理士カナ氏名・名称(納税者表示用)」を納税者の方へ伝えます。 | – |
3 | – | 納税者の方が、マイナンバーカード又はご自身の利用者識別番号とパスワードでe-Taxソフト(WEB版)にログインし、「委任関係の登録」を行います。 |
4 | 税理士の方が、ご自身の利用者識別番号とパスワードでe-Taxソフト(WEB版)にログインし、「委任関係の承認」を行います。 | – |
2. 関与先納税者のマイページ情報の参照
e-Tax上で納税者と「委任関係の登録」を行った税理士については、納税者のマイページで確認できる「各税目に関する情報」をはじめとする情報が参照可能です。
なお、参照に当たっては、税理士用電子証明書やマイナンバーカード等の電子証明書による認証が必要となります。
- 参考
3. メッセージの共有
納税者が自己のメッセージボックスに格納された受信通知等を委任関係を登録した税理士へ「メッセージ共有」(関与税理士への閲覧許可設定)することで、税理士の方も「メッセージ共有」された受信通知等の閲覧が可能です。(※)
なお、「メッセージ共有」された受信通知等は、税理士の方がe-Taxにメールアドレスを登録している場合であっても、税理士の方にはメールで通知されませんのでご注意ください。
- メッセージ共有の流れ
- ※ 税理士の方が共有されたメッセージから何らかの操作を行った場合、税理士の方ではなく、委任関係を登録している納税者が操作を行ったものとして扱われます。
【操作例】
- 税理士の方が、共有されたメッセージから追加送信を行う場合、代理送信ではなく納税者本人の送信として取り扱われます。そのため、メッセージから追加送信等を行う場合は送信エラーとなります。
- 税理士の方が、共有されたメッセージからダイレクト納付等を行う場合、納税者本人の納付として取り扱われます。
4. 「確定申告等についてのお知らせ」の自動転送
税理士等に申告書の作成等を依頼し、税理士等が代理送信する場合においても、個人納税者が本人のメッセージボックスを閲覧するためには、原則として、電子証明書が必要です。(※)
しかし、電子証明書を保有していない個人納税者が税理士等に代理送信を依頼した場合、「 確定申告等についてのお知らせ 」が閲覧できず、予定納税額等を確認できないことになります。
そこで、税理士との委任関係を登録することで、納税者本人のメッセージボックスに格納される「申告のお知らせ」を委任関係を登録した税理士のメッセージボックスに自動転送を行っています。
なお、「申告のお知らせ」は、税理士の方がe-Taxにメールアドレスを登録している場合であっても、税理士の方にはメールで通知されませんのでご注意ください。
(※)詳細は、「メッセージボックスのセキュリティ強化について」をご確認ください。
- 参考
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理由
特記事項なし
補足
特記事項なし
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