弥生給与で、年末調整の精算を1月給与にオンする方法は?

問題の所在

年末調整の精算は、通常、12月支給の給与にオンするが、顧問先様の中には間に合わないので1月支給分にオンする必要が生じる。

給与ソフトは1月から12月の間の支給分を集計して年度の収入やら所得やら税額やらを算出しているであろうから、上の1月支給分にオンする場合には、前年12月分が1月にオンされるので、その調整が必要になる気がするのと同時に、それは煩雑な作業になる気がするので、簡便的なやり方があるのではと、推定する。

これを弥生給与で処理する方法がすぐには分からなかったので、ググった際の備忘メモ。

 

結論

ダイレクトに以下の記事が参考になる:

過不足税額を翌年1月の給与で還付(徴収)したい 弥生給与 サポート情報

https://support.yayoi-kk.co.jp/faq_Subcontents.html?page_id=19729

(以下、一部抜粋。赤字着色は引用者)

弥生給与(やよいの給与計算)では、年末調整年度中に過不足税額を還付・徴収することを前提に作成されています。
そのため、翌年度の給与明細書で過不足税額を精算することはできません。

翌年度の給与で過不足税額を還付・徴収する場合は、給与明細書の「年末調整還付(徴収)」項目を使用せずに、 以下の方法で過不足税額を入力するための明細項目を別途作成して、翌年1月の給与明細書に直接手入力する必要があります。

  • [過不足税額の精算]は現金精算を行ってください。
    過不足税額を精算する
  • 明細書へ入力する過不足税額は、[過不足税額一覧表]で確認できます。
    年末調整ナビの[5.過不足税額を精算しよう]から[過不足税額一覧]をクリックします。
    [過不足税額一覧]画面が表示されますので[集計]をクリックし、過不足税額を確認してください。

※給与明細書の「年末調整還付(徴収)」項目を使用した場合、翌年度の所得税累計額に反映されてしまいます。
明細項目を別途作成して、翌年1月の給与明細書に直接手入力することで、翌年の所得税累計額に含まれなくなります。

給与の1月度への更新は、先に本年度の年末調整処理を終了してから行う必要があります。

年末調整処理年度の更新手順

  • クイックナビゲータの[導入]カテゴリから[明細項目]をクリックします。
  • [支給区分]で「給与」、[項目グループ]で「その他」を選択して、[作成]をクリックします。
  • [名称]に還付(徴収)額入力用の項目として適当な名称を全角6文字(半角12文字)以内で入力して、[OK]をクリックします。
  • [使用する支給形態]はすべてチェックを付けて、[明細項目<項目別>]の画面を閉じます。
  • クイックナビゲータの[給与支払]カテゴリから[明細入力 明細書の印刷]をクリックして、作成した項目に還付(徴収)額を直接入力します。※徴収額はマイナスで入力します。

 

新しく作成した項目を明細書の印刷に出力するには、[明細書設計]が必要です。

給与・賞与明細書の印刷レイアウトの設計

システムで用意されている「年末調整還付(徴収)」の明細項目には前年度の還付(徴収)額の入力は行わないでください。
この項目は本年度内の還付(徴収)額を入力するためにシステム側で用意されている項目です。
必ず手順3で作成した明細項目に入力してください。

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理由

特記事項なし

 

補足

特記事項なし