法人事業概況説明書)おもて面の「11 代表者に対する報酬等の金額」の「賃借料」は、決算書の科目からカウントする?科目に関係なく内容からカウントする?
問題の所在
法人事業概況説明書の賃借料a/cは、
・決算書の賃借料a/cからサーチするのか、
・地代家賃a/cも含めたところでサーチするのか、
迷ったため、ググったのでその備忘メモ。
結論
決算書の地代家賃a/cも含めたところでサーチはしない。決算書の賃借料a/cのみからサーチする。
結論
まず、「地代家賃a/cは不動産に使用する。賃借料a/cは動産に使用する。」
これは、以下の記事が参考になる:
地代家賃|仕訳・計算方法・経費にするための要件
★リンクは飛ばず・。。。(=====以下、一部抜粋)
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(3)地代家賃と賃借料との違い
地代家賃と混同しがちなものに、「賃借料」があります。
賃借料という勘定科目を使用する主な支出については、以下のようなものがあります。
・工作機械の賃借料 ・重機のリース料 ・絵画のレンタル料 ・貸金庫料 ・OA機器の賃借料 ・レンタカー ・イベント機材のレンタル料 |
事業によっては土地や建物などの不動産や、機械、備品などの動産を借りるために支出する資産を処理する時には、すべて「賃借料」という勘定科目を使用することもありますが、事業の状態を細かく把握するためにも、地代家賃と賃借料は分けて使用する方がよいでしょう。
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そうすると、地代家賃a/cは、同じ法人事業概況説明書の「10 主要科目(単位:千円)」で記載済なのだから、「11 代表者に対する報酬等の金額」では、賃借料a/cの中身をサーチするので足りるハズ。
補足
他の税理士からの引継ぎ案件で、若干、悩ましいのは、地代家賃と賃借料を混同している点。
地代家賃a/cは、
①勘定科目内訳明細書で開示される、
②(対オーナー分は)法人事業概況説明書で開示される。
③借り上げ家賃の論点が派生する
④また年末調整での支払調書でも作成を要するし、オーナーの所得税の増加にもなり得る。
他方、賃借料a/cは、上のどれにも出てこない。。。。
そうすると、悪魔のささやきで、「地代家賃a/cで処理すべきところを、賃借料a/cで処理してしまえ。。。」という悪魔のささやきが聞こえてきそうであるが、
逆に、そのような輩に対して、賃借料a/cを記載しろと指示することは有益なのかもしれません。
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